COLUMNロジザードオリジナル EC・物流コラム

物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。

2017/06/27 倉庫初級

WMS(倉庫管理システム)とは?WMSの必要性

最終更新日:2018年2月16日

WMS(倉庫管理システム)とは?WMSの必要性について

WMSは大きな2の役割を担っている

Warehouse Management Systemの略で、「倉庫管理システム」と訳されます。また、倉庫の「在庫管理システム」、「物流センター管理システム」と呼ばれたりもします。

WMSは大きな2の役割を担っている

① 倉庫内の実在庫管理と把握

基幹系(販売・生産等)システムやECサイト(ネットショップ)で管理される理論在庫でなく、倉庫内の現物在庫管理を入出荷作業の動きに合わせて作業中在庫などリアルタイム管理や実績管理等から詳細に現場把握できます。

② 入荷・保管・出荷の作業をサポート

関連システムと連携しながら入荷から保管、ピッキング、加工、検品、梱包、出荷、発送の業務フローに沿って、正確で速い作業を実現する為の各種サポート機能が備わっています。バーコードやハンディターミナル、各種物流機器との連携で格段の生産性向上を実現します。


WMSを導入するとたくさんのメリットがある

①入荷・保管・出荷の管理と見える化

システム管理となるため、エクセルやアクセスを使った不安定なデータ管理を行う必要はなくなります。クラウド型WMSを導入することで、どこでもインターネットの環境さえあれば、管理状況を把握できます。

②作業の効率化・正確化

考える・歩く・探す時間を無くす最適なルートが考慮されたピッキングリストの出力、誤出荷を防ぐ梱包直前の検品、など現場の効率性・正確性向上のための機能が備わっています。

③正確な在庫・管理情報のデータ化

ハンディターミナルで情報を記録することで、自動に正確なデータを作成することができます。また、これらのデータは出力(エクスポート・ダウンロード)できます。販売部門はリアルタイムに倉庫の状況を把握することができ、本部のデータ収集を楽にしてくれます。

WMSには他システムにない機能が備わっている

従来の基幹系(販売生産・受発注管理)システムに追加される物流管理機能は補完的で本格的な機能になりません。元々が物流の効率化を目的としていない為です。荷主様の販売管理システムを利用して入出荷と在庫管理している3PL様などでは現場支援機能が改善など不可能な場合が多いのです。

例えば...

有効期限管理(賞味期限など)

一見、基幹系システムや受注管理システムでも備考欄に入れて運用ができそうですが、在庫別に管理する機能がないことがほとんどです。WMSでは、在庫別に有効期限管理ができ、また、先入れ先出・有効期限の近いものから引き当てをかけるなど、システムが判断してくれます。

ロケーション管理

ロケーション管理とは、倉庫などの保管スペースを詳細に分割して番地付けを行い保管場所と在庫を柔軟に紐付け管理するものです。また、入出荷作業の正確性と速さの両立に重要な機能です。従来の庫内業務の最大の課題は必要な在庫が何処にあるかを知っている人がベテランや担当者に限られることです。WMSはリアルタイムに場所別の在庫管理と入出荷履歴も管理でき在庫差異調査なども容易にし、高品質で高速な在庫管理を実現します。倉庫は建物形態や保管設備、搬送機器など多様です。商品保管方式も固定ロケーションやフリーロケーション、バックヤード在庫管理など柔軟に対応できる機能が必要です。

品質区分の管理

WMSには、1つの商品に対してA品・B品・C品といった区分を付けることができます。A品は通常発送用に引き当てがかかる、B品はセール用で指定があった場合のみ引当てがかかる、C品は廃棄のため引当てをかけない、といった管理ができます。

トレーサビリティ管理

商品によってはシリアル番号が振られ、どこにどのシリアル番号の商品が送られたか履歴を取る必要があります。WMSには出荷時にシリアル番号を記録する機能があり、リコールが起きた際の対応をスムーズにします。

ロジザードスタッフより

ロジザードZEROにも、もちろん上記機能が備わっています!
また、基幹系システムや受注管理システムでは、データを取り込んだ順番にピッキングリストへ出力されるものがほとんどです。
WMSの特徴の一つが、最適なルートを考慮したロケーション順に並べられるピッキングリストの出力ができることです。

このピッキングリストを使うことで、ルートを考える時間、無駄な移動や探す手間がなくなります。出荷が多くても効率良く作業を行うことができます。

WMSはシステム連携ができる

よくあるのは、通販の場合は受注管理システム、卸の場合は基幹系システムとの連携です。商流用システムから受注情報や入荷予定情報を物流用システムであるWMSへ、WMSから商流用システムへ入出荷実績や在庫状況を渡すためのシステム連携です。その際は、商品マスタといった必要なデータを商流用システムから同期させることから始まります。主にCSV連携が採用されておりますが、カスタマイズによってFTPやAPIといった自動連携も可能です。

ロジザードスタッフより

ロジザードでは、受注管理システムだと「ネクストエンジン」 「クロスモール」 「テンポスター」Robot-in」など、カートシステムだと「EC-CUBE」「MakeShop」など、たくさんの連携実績があります。

また、オムニチャネルが浸透されており、実店舗のPOSと連携するケースが増えてきています。ロジザードでは、クラウドWMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」クラウド店舗在庫管理システム「POSぴた」が標準連携可能です。今あるシステムを変えずに、オムニチャネルの在庫管理をお考えの方はクラウドオムニチャネルツール「ロジザードOCE(オムニチャネルエンジン)」がおすすめです。

ロジザードスタッフによるまとめ

物流現場にWMSは必要です。ただ、必要とはいっても導入のタイミングは企業様によって異なります。コスト面も考慮しなければなりません。目安として出荷が1日30~50件以上になるとシステム導入が必要、とも言われていますが、

  • 1日30~50件の出荷でも、SKU数が少ないため誤出荷がほとんどない
  • 商品単価が安く、システムを入れると利益がなくなる

といった条件では導入しない企業様がほとんどだと思います。

ロジザードの経験上、メーカー・小売業では、起業したばかりで初めからシステム投資のできる企業様、または、出荷が1日100件を過ぎたあたりから「システムが必要」と認識される企業様が多いようです。
お取引のある倉庫様は、在庫ズレや誤出荷「0(ゼロ)」を目指して「ロジザードZERO」を導入していただいています。荷主様から預かる大切な商品管理を行う現場、物流を支える大事な現場スタッフをサポートするのがWMSです。

何か物流に関してお悩みの方は、どうぞお電話や問合せフォーム(その他ご相談)よりご連絡ください。ヒアリングは無料で対応させていただきます。