COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム

物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

最終更新日:2022/04/28 EC・通販事業者海外

W11(ダブルイレブン・独身の日)2016年はどうだった?クラウドWMS『e-倉管』が活躍

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「W11(ダブルイレブン)」とは、中国で11月11日「独身の日」を祝うイベントで、「シングルデー」とも呼ばれています。正式な祝日ではありませんが、中国では独身者のことを「光棍(つるつるの棒)」と呼んでおり「1」(棒)が4本並んだ11月11日は「シングルデー(以下、独身の日)」と呼ばれるようになりました。中国のEC最大手アリババ(阿里巴巴集団)のECモール「天猫(Tmall)」が「独身の日」にショッピングセール「シングルデー爆買い祭り」を始めたことで、オンライン上のイベントとして中国全土に広がりました。

ロジザードでは、クラウドWMS(倉庫管理システム)『ロジザードZERO』の中国向けOEM製品『e-倉管』を提供、中国国内の物流現場は中国現地法人がサポートしています。こちらのコラムでは、現地法人のメンバーが体感した2016年「独身の日」の盛り上がりの様子と、物流現場をサポートした様子についてお届けします。

※このコラムは2017年6月10日発刊「ほぼ月刊ロジザード」第12号に掲載した内容です。

中国EC通販のエンターテイメント化?

「独身の日」イベントは、販促開始から7年でテレビ番組やネットチャンネルまで巻き込むような、大型エンターテイメントになりました。売上は年々更新されており、例えばアリババECサイトの売上は、2015年は1兆5,000億円、さらに2016年には約1兆9,400億円に達しています。
2016年に行われた独身の日イベント当日は、中国の有名な歌手や芸能人はもちろん、ハリウッドスターや有名サッカープレイヤー、元NBAトップスターなどが参加。大変華やかなメンバーで会場を沸かせていました。

オーダー数は10億越え!

独身の日の核心テーマは、ECとその周辺サービスの統合とも言えます。アリババは単なるオンラインのプラットフォームだけではありません。傘下の「アリペイ」(決済システム)は24時間の取引で10.5億回以上使われ、ピーク時は 12万回/秒 だったそうです。2015年時に比べて1.4倍にもなります。さらに、アリババは「菜鳥網絡」という物流プラットフォームも持っており、6億5,700万件の荷物の配送を担ったそうです。

伸び続ける「独身の日」イベント、要因の1つはスマートフォンの普及にあります。中国のスマートフォンユーザーは約8憶人と言われ、パソコンからスマートフォンへのシフトが、この爆買いイベントへの参加者を大きく増やしているようです。実際に売上の81.87%はモバイルからでした。

クラウドWMS『e-倉管』で大量出荷を滞りなくサポート

ロジザード中国法人スタッフは、某有名な日系スポーツブランドの倉庫現場を応援・サポートすることになりました。1日3万件の注文を、日本のクラウドWMS(倉庫管理システム)『ロジザードZERO』の中国向けサービスブランド『e-倉管』経由で一括処理し、出荷作業もスムーズに行うことができました。
クラウドWMS『e-倉管』は、「独身の日」イベントのような大量注文の際も、システムを止めずに、日々の業務やデータ連携の運用を変えることなく稼働させることが可能です。また、何かトラブルが起きた場合も現地法人スタッフのサポートがあるため安心です。中国での在庫管理や出荷業務のご相談はお気軽にどうぞ。

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