本格化する
物流ロボット導入

ロジザードでは、2016年より物流ロボットの調査を開始、どのような物流ロボットが日本の物流に合うか検討し、ロジザードが提供するWMSとの連携準備を進めてきました。2019年に中国で初めて稼働させると、そのノウハウも活用しながら2020年からは物流ロボットとの標準連携を先回りして実装してきました。物流ロボットの導入にWMSは欠かせません。ロジザードにお問い合わせください。

物流業務を行っている方の42.7が物流ロボットの導入を検討、
86.13年以内の導入を目指しています。*

物流ロボットの導入検討

導入時期

*ロジザード実施「物流ロボット・物流DXに関するアンケート調査」より

こちらのアンケート調査から、導入の現実感が増していることがわかります。
また、「物流分野の機械化」と「物流のデジタル化」により、「物流における標準化」を目指す、
「物流DX」という観点からも物流ロボットは関心が高まっています。
しかし、いざ導入を検討するとなると、国内の導入事例はまだ少ないためノウハウの獲得に苦戦します。
どの種類が現場にあうのか、そもそもどのような種類があるのかわからない、という方が多いのが現状ではないでしょうか。

そこで大事なのがノウハウやサポート体制です。

ロジザードZEROが連携する物流ロボットは
国内サポート体制×稼働実績

ロジザードZEROの標準連携先として、日本国内のサポート体制が整っている物流ロボットを選定しています。
また、最先端のロボットであることや、国内での稼働実績があることも重要だと考えます。
海外と日本の物流は特徴が異なりますが、現在展開されている物流ロボットの内、
日本製は15.8%*にとどまります。ほとんどの物流ロボットは日本に入って初めて日本独自の物流に触れるのです。

*国内最大の物流ニュースサイト「LOGISICS TODAY」集計:133機種中、日本製は21機種(2022年6月時点)

Issue

海外製の物流ロボットを導入する場合、サポート体制が課題となります。サポート体制で一番気になるのは言語の問題ではないでしょうか。また、物理的に距離がある場合は、何かトラブルがあったときにすぐに現場に来てもらえないかもしれません。さらに、ロボットが故障した際のパーツについても、生産拠点が海外の場合、届くのに時間がかかる場合があります。

Solution

ロジザードZEROが標準連携をしている物流ロボットは、日本製、もしくは海外製のものであっても国内にサポート体制が組まれている物流ロボットです。お打ち合わせ、倉庫内の設備調整、導入、稼働後にわたり、日本国内の担当者がしっかりとサポートしてくれます。また、国内で導入事例の多い物流ロボットと連携することで、物流ロボットの在庫数の心配もありません。

ロジザードの3つの取り組み

システム構成のポイント

物流ロボット導入において必要なシステム構成として、3つポイントがあります。1つ目は基幹システムやOMSとWMSの連携、2つ目はWMSとロボットの連携、3つ目は物流ロボット活用を前提とした運用設計と実装です。特にこの3つ目が重要で、例えば、ピッキングの支援をする物流ロボットを使う場合、引当や出荷検品などの前後の仕事はWMSが担うことになります。物流ロボットの種類により、WMSの守備範囲となる支援をする業務は異なるため、これらを整理して運用設計をするために、ノウハウが必要となります。

ロジザードの取り組み

それらに対してロジザードが取り組んでいることを3つご紹介します。1つ目は商流側とのシステム連携の標準化です。さまざまな上位システムとの連携実績が豊富なため、それらのシステムと標準連携を実現しています。また、最近ではAPIやFTPを用いた自動連携も進んできました。そして2つ目は、「物流ロボット連携の基盤」です。物流ロボットとのデータ連携については、予め連携しやすい仕組みを独自に構築しました。3つ目は、2019年からの物流ロボット活用の実績やノウハウをもって、物流ロボット活用前提の運用フローを独自に蓄積、データ連携に活かしている点です。こちらがロジザードZEROの強みであり、立ち位置であると考えています。

標準連携に対応している物流ロボット

2016年から調査を開始しており、調査チームが物流ロボットの開発が進む中国に出向き、
どのような種類の物流ロボットがあるか、ロボットの速度や動き方、日本の物流現場でも役に立つかを検討してきました。
現在、4種類の物流ロボットと標準連携、すでに稼働しているユーザー様もいらっしゃいます。

棚搬送(GTP)型
ロボット

Goods to personの略称です。人がモノを運ぶのではなく、ロボットがモノを人まで運びます。 商品を格納する棚を「ワーキングステーション」と呼ばれる作業場まで牽引します。入荷時は空いている棚を、出荷時にはピッキング商品を格納している棚をワーキングステーションまで運びます。GTP専用棚の準備が必要ですが、導入台数に応じて大きなパフォーマンスを発揮します。

Geek+ (ギークプラス)EVE P500R

開発/提供:株式会社ギークプラス

スペック
最大積載量 600kg
最大速度 1.6m/s
重量 170kg
サイズ 950×702×275mm
特徴
  • サポート体制
    24時間365日保守で日本国内に本社があるため、サポート体制も安心です。ロボットが故障した場合は国内にパーツがあるためすぐにお届けが可能、現場の工事が必要な場合もご相談いただけます。
  • コンサルティング
    ロボットは導入するだけでは効率が上がりません。活用方法から、適切な在庫保管、現場作業に合わせた設定・開発など、作業効率向上のコンサルティングサービスを展開しています。
  • 導入数から実現した価格設定
    日本での物流ロボットシェアNo.1、日本で2,000台以上、世界で20,000台の稼働実績があります。この実績から実現したのが従量課金プランです。必要台数のみを使うことができます。
  • 相模原にロボット教習所「DOJO(SM)」を新設
    1日、1ピックから委託、お試しができます。委託料金は実際にロボットを導入した場合の料金をシミュレーションしたプランです。座学と見学のみ、または実際に現場に立ち会い作業をすることも可能とのこと、導入前にノウハウを溜めることができます。
  • 2022年1月1日より「ロボット従量課金サービス」を提供開始
    詳細につきましてはお問い合わせください。

HIKROBOT

開発:HikrobotTechnology Co., Ltd.
提供:株式会社Phoxter

スペック
速度 1.5~2.0m/s
荷重 300-1,000kg
停止制度 10mm以下
特徴

Phoxterは画像処理・センシング・ロボット技術に強みを持つソリューションプロバイダです。倉庫・工場の自動化、合理化に従事した担当が要件定義からサポートまで一気通貫で行うことでお客様の要望に対して、一品一様のシステム提供が可能です。生産設備や施設(エレベーター・防火扉・火報)と連携した地点間搬送、顧客のオーダー特性に適したロボットの動作計画ソフトを制作し提供しています。

自律協働型
ロボット

人とロボットがピッキングエリアで協働作業します。ロボットのスキャナーでピッキングリストを読み取ると、ロボットが該当の商品の保管場所に向かい、停止します。スタッフはタブレットに表示された商品をピッキング、ロボットに載せます。こちらの作業を繰り返すとピッキングが完了し、ロボットが梱包エリアまで自動搬送します。安定かつ効率的にピッキング業務を遂行でき、カートを運ぶ手間からも解放されるため、生産性向上と労働環境の改善が同時に実現できます。

ラピュタPA-AMR

開発/提供:ラピュタロボティクス株式会社

スペック
速度 1.4 m/s(可変)
取扱可能商品重量 45kg
ロボット重 40kg
運搬可商品 49cm x 33 cm x 30 cm
連続稼働時間 9時間(2時間充電)
特徴
  • 作業効率アップ
    運搬はロボット、人手はピッキングに専念することで、スタッフの方の歩行距離を削減するだけではなく、作業効率向上を図ります。また、環境の変化や仕事の変化に応じて複数のロボットを制御する技術によって、予測できない人の動きに対しても自律的かつ柔軟に動くことが可能です。
  • 簡単導入・柔軟性
    倉庫内のレイアウト変更を行わず、現状のオペレーションを大きく変える必要なく、運用にロボットを組み込めます。導入前には、シミュレーターを用いて、費用対効果やロボットと人が融合した現場の動きなどを事前にしっかり検証できます。
    稼働開始後は、運搬する荷物の大きさに応じてコンテナサイズを変更できるほか、繁閑にあわせたロボット台数の増減、荷卸し場の変更等オペレーションに変更が入った場合にも柔軟に対応可能です。
  • 日本国内の拠点
    日本の倉庫を熟知した開発チームが対応するため、コミュニケーションがスムーズです。

ロボットソーター

仕分け業務の自動化・効率化を図るソリューションで、ソーティングロボットとも呼ばれます。
小型のAGV(無人搬送ロボット)が倉庫内の物品を搬送し、少人数・短時間・大量の仕分け作業を実現します。少ない台数から、短リードタイム・省スペースでの導入が可能です。
また、原状復旧のコストがかからないうえ、仕分け間口数や処理能力などすべてが可変、高い柔軟性を持ちます。

t-Sort

開発:Zhejiang Libiao Robot Co.,Ltd.
提供:プラスオートメーション株式会社

スペック t-Sort sd5の場合
最大速度 ~1.5m/秒
ロボット重量 9kg
最大積載重量 5kg
搭載貨物推奨サイズ A4サイズ/B5サイズ
充電・稼働可能時間 5分充電で4時間連続稼働
特徴

ロジザードZEROはプラスオートメーションが提供するWES「+Hub」を介して t-Sortと連携しています。

  • 簡単導入
    導入・設置・セットアップまで、最短1日で稼働可能。調達からシステム導入までも、最短1カ月です。
  • 柔軟性・拡張性
    能力、仕分け先、投入口などのすべてが可変で柔軟に対応、設置場所を問いません。また、ソーターの処理能力は常に一定なのに対し、t-Sortは波動対応ができるため稼働率に無駄がありません。
  • 省スペース
    最大450間口を防火区画内に設置可能。同じ間口のコンベア式ソーターに比べ半分以下の設置面積です。

誰もが物流ロボットを活用できるようにすること、
これがロジザードの提供する付加価値だと考えています。

自社でロボットを導入しようとすれば、分析、工程の設計、各種システムとの連携、検証など、すべてを一から自力で考えなければなりません。
WMSとの連携ひとつとっても、通常1年の開発期間と相応のコストがかかります。

ロジザードは物流ロボットを活用する物流運用を標準化することで、
導入にかかる期間とコストを削減できると考え、先回りをして連携を進めてまいりました。

中国や日本国内における実務経験では、システム管理の知見も含めて、
運用ノウハウを積み上げています。これらの知見を国内の現場に活かしたいと考えています。

物流ロボットに関するお問い合わせフォーム

棚搬送(GTP)型ロボット・自律協働型ロボット・ロボットソーターの導入を検討されている方、物流ロボットの導入を決めて選定に入り始めた方は、お気軽にご相談ください。(お客様のご状況や予算感により、ロジザードZEROと標準連携していないサービスをご紹介させていただく場合がございます。)

以下の項目に必要事項をご記入後、「確認」ボタンをクリックしてください。 必須の項目は必ずご記入ください。

物流ロボット
例:ロジザード株式会社
例:山田 太郎
例:03-1234-5678
例:sample@logizard.com
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