COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム

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物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

2020/08/04 倉庫専門用語

物流担当者が知っておきたい物流用語 30選

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物流業界には、様々な専門用語があります。新しく物流担当になった方は、馴染みのない言葉が飛び交っていると感じることもあるのではないでしょうか。現場での作業やお客様との打ち合わせの際に、「何を言っているかわからない」という状況は避けたいものです。
そこで今回のコラムでは、物流担当者が知っておきたい物流用語30選をご紹介します。

物流倉庫で一般的に使用される用語

荷主

荷主とは、物流倉庫への業務委託者や、委託している企業を指します。物流倉庫から見た場合、通販事業者やメーカー、小売店などが該当します。

荷姿

荷姿とは、梱包された荷物の外観です。梱包方法や素材、形式によって様々なパターンがあり、具体的には段ボール、パレット、コンテナ、木箱などがあります。

入数

入数(いりすう)とは、1つの箱に入っている商品の数を指します。商品の販売単位には「バラ」「ボール」「ケース」があります。

  • バラ:1商品の最小単位(ピース)
  • ボール:ピースが複数入ったもの
  • ケース:ボールが複数入ったもの

例えば、ジュース6個が1つにまとめられたものをボール、ボール4個が1つにまとめられたものをケースと呼びます。
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3PL

3PL(Third Party Logistics)とは、物流業務(受発注・ピッキング・在庫管理・梱包・配送など)全般または一部を、物流業務を専門に行う第三者企業に委託する業務形態です。

  • ファーストパーティー:自社で物流業務を行う
  • セカンドパーティー:物流業務を部分的に委託(自社+委託)
  • サードパーティー:物流部門全体を委託

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物流業務を第三者にアウトソーシング(委託)して物流のプロに任せることで、顧客へより高いレベルの物流サービスを提供することができ、事業者(荷主)は商品開発や販促活動など本来の業務に専念することができます。
ロジザードでは、委託先倉庫を探している荷主様と、物流倉庫様のマッチングを行うサービス「ロジザード・マッチン」を提供しています。

▼ロジザード・マッチンの詳細はこちら
https://www.logizard.co.jp/service/matching/

WMS

WMS(Warehouse Management System)とは、物流倉庫内の在庫管理を行うシステムです。「Warehouse」とは倉庫のことで、日本語では「倉庫管理システム」と訳されます。WMSを利用することで、物流倉庫内の作業を効率化・標準化し、物流品質を上げることができます。

WMSの主な機能は、下記の通りです。

  • 入荷管理:商品の入荷予定を事前に登録し、入荷時にハンディーターミナルなどで検品して入荷実績を登録することで、差異がないか確認します。
  • 在庫管理:どの棚に何をいくつ保管しているか、品質はどんな状態か(A品・B品)、必要に応じて賞味期限やロット番号などを管理します。
  • 出荷管理:商品の出荷指示データをもとにピッキングリストを出力し、出荷検品を行った上で、出荷実績を登録します。
  • 棚卸し管理:ハンディーターミナルなどを使って棚と商品のバーコードをスキャンすることで、在庫数や作業の進捗状況をデータで管理します。
  • 帳票・ラベル発行:ピッキングリスト、納品書、送り状などを発行するためのデータを出力し、プリンターに接続して帳票類を発行します。

WMSについては、こちらのコラムがおすすめです。

WMS(倉庫管理システム)とは?WMSの必要性
https://www.logizard-zero.com/columns/logizardwms.html

SKU

SKU(Stock Keeping Unit)とは、受発注や在庫管理を行う際の「最小の管理単位」を指します。例えば、あるTシャツのカラーが4色、サイズがS・M・L・LLの4種類の場合、「16SKU」と数えます。

JANコード

JANコード(JAN=Japanese Article Number)とは、「どの事業者の、どの商品か」を表す国際的な商品識別番号です。コンビニやショッピングセンターなどでの会計時に、レジでスキャンするなど、幅広く利用されています。また、「JANコード」は日本国内での呼ばれ方で、国際的には「GTIN(Global Trade Item Number)」と呼ばれます。

JANコードについては、こちらのコラムがおすすめです。

JANコードについて知ろう① 基礎編・利用開始編
https://www.logizard-zero.com/columns/jancode1.html

RFID

RFID(Radio Frequency Identification)とは、ICチップの入った電子タグを利用した、無線電波通信のシステムです。RFIDリーダーから電波を発して、複数のタグを一気にスキャンすることができます。電波が届く範囲であれば、タグが遠くにあっても読み取りが可能です。

物流倉庫での作業に関連する用語

物流加工

物流加工とは、商品が生産されてから消費者やユーザーに届くまでの過程で、商品に付加価値をつけるための加工作業を指します。例えば、値札付け、タグ付け、ラベル貼り、組み立て、セット組みなどが挙げられます。物流加工を倉庫で行うメリットとしては、小売店で行うよりも効率的に作業ができ、小売店が販売に専念できる点があります。

引き当て

引き当てとは、受注した段階で在庫を確保しておくことです。引き当てがかかった時点で、その商品は別の方に販売することができなくなります。例えば、在庫が100個あり、A社から20個受注したとします。まだ発送前なので在庫は100個ありますが、その時点で販売可能数は80個となるので、次にB社が受注できるのは80個までとなります。
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ピッキング

ピッキングとは、物流倉庫での作業の1つで、伝票やピッキングリスト・作業指示書などをもとに商品を保管された場所から取り出し、指定された場所へ集める行為です。

ピッキングには「シングルピッキング」と「トータルピッキング」の2種類があります。

  • シングルピッキング:オーダー単位(発送単位)にピッキングする方式
  • トータルピッキング:複数のオーダーの商品をまとめてピッキングしておき、仕分け場に持っていきオーダー単位に仕分けていく方式

ピッキングについては、こちらのコラムがおすすめです。

ピッキングって何?今更聞けないピッキングの種類と方法
https://www.logizard-zero.com/columns/warehouse01.html

フリーロケーション

フリーロケーションとは、商品を入れる棚を商品ごとに固定せず、空いている棚に商品を保管する方法です。空いているロケーションへどんどん商品を格納することができるので、保管スペースの有効活用が実現できます。この方法では、何の商品がどこにあるかわからなくならないよう、システムを使って管理する必要があります。ロジザードが提供するクラウドWMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」では、ロケーションを番地化して棚番を振ります。商品を格納する際に、商品と棚番をハンディーターミナルまたは管理画面から紐づけることで、保管場所を管理します。

固定ロケーション

固定ロケーションとは、同じ商品を常に同じ場所に保管する方法です。何の商品をどこに置くのか予め決めておき、その通りに商品を格納する必要があります。保管場所が決まっているので作業担当者が覚えやすいというメリットがあり、ベテランの方は作業がしやすくなります。
固定ロケーションで在庫管理をするシステムでは、商品マスタの中にロケーションを登録する項目があるものがほとんどのようです。品番順にロケーションを振るため商品をきれいに並べることができ、一見効率的に見えます。しかし、商品が廃盤になっても返品のためにロケーションを空けておく必要がある、生産量や売上が変動する商品を取り扱っている場合は棚のスペースが空いてしまうなど、保管効率が下がることがあります。また、売れる商品が倉庫の奥に保管されているとピッキングの際に歩く距離が長くなるため、ピッキング作業の効率化には不向きな保管方式です。

ピッキングロケ

ピッキングロケーション(ピッキングエリア)とは、商品をピッキングするエリアです。ピッキングロケには、常に一定量の商品を保持できるように、在庫を保管ロケから補充する必要があります。

保管ロケ

保管ロケーション(保管エリア)とは、商品を保管するエリアです。倉庫の奥の方に保管ロケを作り、出荷頻度の低い商品を保管ロケにまとめて置いておくことで、ピッキングの際に歩く距離を減らすことができます。

仮ロケ

仮ロケーションとは、入荷時など正式なロケーションが決定するまでの間の、在庫の仮置き場です。仮ロケで在庫を一時的に保管し、入荷検品などを済ませた後に正式なロケーションへ移動します。また、入荷当日に発送する場合など、保管ロケーションに在庫を移動せずに仮ロケからそのまま出荷する場合もあります。

ダブルトランザクション

倉庫内をピッキングロケと保管ロケに分けた保管方式です。ピッキングロケにはフリーロケーションを導入し、保管ロケには固定ロケーション管理を導入することで、それぞれの保管方式を生かした管理が実現できます。特定の定番品など出荷頻度が高い商品があり、倉庫に保管する量が多い場合などに有効な方法です。

物流倉庫の種類

BTS型

BTS型(BTS=Build To Suit)とは、物流倉庫の種類の1つで、特定のテナントのためにオーダーメイドで建設された物流施設です。大手企業に利用されることが多く、広さや温度帯、場所など、自社の運用に合った物流倉庫を作ることができます。
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マルチテナント型

マルチテナント型とは、物流倉庫の種類の1つで、複数のテナントが入っている物流施設です。委託先倉庫の設備を利用できるので、自社で持つことが難しい最新の物流設備を活用することもできます。比較的小規模なメーカーや通販事業者に利用されることが多く、テナントの入れ替えにも対応できるように汎用性のある施設として建設されます。
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TC

TC(Transfer Center)とは、商品を在庫せず、入荷したら仕分けを行いすぐに出荷する物流倉庫です。日本語では、「通過型センター」と呼ばれます。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、大型量販店などで多く利用されています。

DC

DC(Distribution Center)とは、商品の在庫を保管して、オーダーに応じて出荷する物流倉庫です。日本語では、「在庫型センター」と呼ばれます。物流倉庫内に在庫があることが特徴で、オーダーを受けた商品をピッキングして出荷します。在庫を持つことで受注時にすぐ出荷ができるため、顧客への迅速な対応が可能であり、メーカーや卸売業で多く利用されています。

その他、物流倉庫でよく聞く用語

マテハン

マテハンとは、マテリアルハンドリングの略称で、物流業務を効率化するために使用される機械の総称です。主な製品としては、運搬に使用されるフォークリフトや台車、保管に使用されるラックやネステナー、省人化や作業のリードタイム短縮に使用されるコンベア等があります。

付帯業務

付帯業務とは、入出荷や保管などのメイン業務以外に、物流加工において発生する作業です。例えば、値札付け、タグ付け、ラベル貼り、組み立て、セット組みなどが挙げられます。

オムニチャネル

オムニチャネルとは、消費者がモノを買うときに、チャネルを問わずシームレスに購入できる仕組みです。

  • オムニ:すべての
  • チャネル:販売活動における顧客との接点

オムニチャネルについては、こちらのコラムがおすすめです。

オムニチャネルとは?オムニチャネル導入までの準備
https://www.logizard-zero.com/columns/omnichannel.html

在庫起点のオムニチャネル。客注対応ちゃんとできていますか?
https://www.logizard-zero.com/columns/omnichannel05.html

5S

5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字のSをとった言葉です。5Sを実施することで、作業効率を上げることができます。

  • 整理:不要なものを捨てる
  • 整頓:使いやすく並べて置く
  • 清掃:きれいに掃除をし、点検する
  • 清潔:きれいな状態を保つ
  • しつけ:上記4つを守るように習慣づける

2S

2Sとは、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の中でも最も重要な「整理」と「整頓」の頭文字のSをとった言葉です。2Sは5Sに比べ実施しやすいため、業務改善を行う場合、まず2Sから実施すると改善しやすいと言われています。

SCM

SCM(Supply Chain Management)とは、製造から販売までの流れ(サプライチェーン)をマネジメント(一元管理)することで、効率的に業務が行われる仕組みを指します。サプライチェーンの過程では、どうしても作業の重複などが発生してしまいます。無駄な作業を省けるように一元管理することで、作業を効率化することが求められます。

EDI

EDI(Electronic Data Interchange)とは、日本語では「電子データ交換」と呼ばれ、BtoBの取引において発生する「発注→受注」「出荷→納品」「請求→支払」といったやりとりを専用回線やインターネット用いて処理ができるシステムです。システム化することで正確なデータ管理や業務の効率化につながり、電話やFAXで行う際にかかる手間やコストの削減につながります。

ロジザード

クラウド在庫管理システムのリーディングカンパニーとして、クラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」を提供している企業です。2019年には「ロジザードZERO」と連携したクラウド店舗管理システム「ロジザードZERO-STORE」、オムニチャネル支援ツール「ロジザードOCE(オムニチャネルエンジン)」の提供を開始、EC・店舗・オムニチャネル等様々な物流現場においてご提案が可能となりました。

ロジザードZERO

ロジザードが提供する、2012年9月に販売を開始したクラウド倉庫管理システム(WMS)です。高いコストパフォーマンス、幅広い業態・商材を管理できる柔軟性、導入までのスピード感、365日電話対応のサポート体制、そして何より「システム会社」としてではなく顧客に寄り添って1社1社丁寧に導入支援を行う「サービス会社」としての姿勢が評価され、既存ユーザー及び業界周辺企業による紹介・口コミを中心に実績を伸ばしてきました。国内外でご利用いただいており、1,241現場(2020年3月末現在)で稼働中、WMS業界において圧倒的な実績でトップシェアを誇ります。

まとめ

新しく物流担当になった方にとっては、覚える用語が多いと感じるかもしれませんが、用語の意味を理解した上で日々使っていくことで、徐々に身に付いていくのではないでしょうか。用語の意味を確認する際は、ぜひ当コラムを参考にしてみてください。