ロジザード株式会社企画営業部、海外担当の小林です。
泰日工業大学とロジザードの共催イベントとして運営してきた物流アプリコンテストですが、2022年3月16日についに最終審査の時を迎えました。最終審査はコンテストに参加してくれた学生達と対面で会いたいと考えておりましたが、今回も新型コロナウイルスの感染予防を優先し、オンラインでの開催となりました。

2次審査の時と同様に、各チームには資料によるプレゼンと開発したアプリのデモンストレーションの時間が与えられました。各チームとも開発したアプリを見せるにとどまらず、「なぜそのようなアプリを開発しようと考えたのか」といった背景も含め、流暢な英語でそれぞれの企画案をプレゼンしてくれました。

物流アプリコンテストに関するコラム

物流アプリコンテスト｜泰日工業大学と共同開催の物流アプリコンテスト　ついに本格スタート
https://www.logizard-zero.com/columns/thai-nichi2021-01.html

物流アプリコンテスト｜泰日工業大学の教授にインタビュー
https://www.logizard-zero.com/columns/thai-nichi2021-02.html

物流アプリコンテスト｜1次選考の様子
https://www.logizard-zero.com/columns/thai-nichi2021-03.html

物流アプリコンテスト｜中間審査レポート
https://www.logizard-zero.com/columns/thai-nichi2021-04.html

ご協力いただいた皆さまのご紹介

2次審査までは大学の先生方を中心に教育の視点も持ちながらの審査ですが、今回の最終審査では、ロジザードの製品企画部門の澤田に加え、タイでのLogizardZERO（ロジザードゼロ）代理店の方々にもご協力いただき、実際のビジネスの視点での審査を実施しました。
ご協力いただきた代理店の皆様、どうもありがとうございました。

MSOFT(Thailand) Co.,Ltd.　黒田様　上浦様　Yong様
HBA(Thailand)Co., Ltd.　加賀谷様　Jang様
SATO Auto-ID (Thailand) Co., Ltd.　宇田様

優勝は配送トラッキングシステムを開発した「Waiting for update」チーム

どのチームも、「日々の生活の中の様々な課題を感じ取り、それをアプリケーションという具体的な形に落とし込む」という今回のコンテストの目標を飛び越え、さらにそのアプリがビジネスとしてどのような可能性を秘めているのか、そんなプレゼンも見せてくれました。

今回、最優秀賞を受賞した「Waiting for update」チームの配送トラッキングシステムも、単純に現状業務の改善をアピールするだけではありません。タイの配達業務が抱える潜在的な問題点の抽出から、競合となるサービスの設定と比較、サービス展開をした時に強みとできるポイントのアピールなど、簡易的ではありますが一つのビジネスプランとしてプレゼンしてくれ、その点も高く評価されたようです。

継続的な学生との交流の機会に

今回のコンテストを通じて、タイの学生の優秀さを再確認すると同時に、そんな若い力と一緒にビジネスをしてみたいと強く感じました。今回のコンテストを終え、泰日工業大学の先生方とはすでに、当社と大学の協業体制の強化と次回イベントの企画について検討を始めています。
当初はタイの学生に物流について考える機会を持ってほしいと始めた今回のコンテストですが、5ヶ月に及ぶコンテストでの学生とのやり取りを通じて、我々もたくさんの刺激を得ることができました。

各国の新型コロナウイルスの状況が少しずつ改善するなか、今度は対面でのイベントを交えながら学生達と交流し、お互いにとってよい刺激を受けられる機会に出来たらと思います。次の展開に是非ご期待ください。

小林秀徳
ロジザード株式会社　企画営業部

フィリピンへの留学後、そのままフィリピンローカル企業での勤務を経験。その後は、活躍の場をアジア全域に広げるべく2018年からロジザードに参画。日本国内では、WMSの導入業務も担当しており、現場を熟知したお客様視点での提案に定評がある。現在はWEBセミナーなどを通じて、東南アジア各国の日系企業へ在庫管理の大切さを伝えている。自称、"海外事業の次世代エース"。