COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム
物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。
物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。
ロジザードがクラウドサービスとしてWMS(倉庫管理システム)を開始したのは2001年。
当時はインターネット環境がまだ未成熟で、ADSLすら普及が進んでいない頃に当時クラウドなんて言葉はまだ存在せず、ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)としてサービスを提供していました。かなり早い方だと思います。
クラウドとは、皆さんご存知のとおり、インターネット上(雲の向こう型)の世界から様々なサービス提供会社からサービスを使うこと。
なんてこと、知らない人がほとんどですが、システムも同じです。どうやって作られているか、どうやって提供されているか、なんて関係なく利用できるのがクラウドサービスの良い所です。
つまり「システム構築」という大掛かりな世界から、「システムを利用する」サービスの世界に世の中は変わろうとしています。
ロジザードもクラウドサービス開始前は、1つのシステム会社としてクライアント・サーバ型(今で言うとオンプレミス)の方式でWMS(倉庫在庫管理システム)をお客様ごとにカスタマイズして導入する方式をとっていました。
新しくWMSを入れるには1000万円から5000万円ぐらいの金額をいただかないとできない。
(といってもお客さまごとに微妙に違っているが、同じようなことを何回もやることが多い)
こんなことを6ヶ月から1年かけて開発し導入します。目の前のお客様の業務は改善できるものの、どうしてもお金は高くなっちゃうので大手企業様しか導入ができない。
また時間がかかるので開発している途中から
とどうしても無駄も多く発生していました。改善効果でるまで1年以上かかるなんてこともザラにあります。また、お客様にとっては欲しくもないハードウェアなどの更新が必要で、定期的に大きな出費が必要になってしまう。
「WMS(倉庫在庫管理システム)は効果の割に高い」
という一般的な常識でした。このままでは限られた大手顧客しか業務改善をできない。
当社の創業者である金澤は「もっと多くの顧客の在庫管理をできるようにしたい。」 という思いから、当時は革新的であった、インターネットでソフトウェアをレンタルするASPという方式でWMS(倉庫管理システム)のサービスを開始しました。
もちろん当初は問題や課題も山積みでした。
というデメリットがあげられます。
当社は17年以上かけて、コツコツとやってきました。
これら1つ1つを目の前のお客様とともに、確実にこなすことで、今では1,000社超のお客様の現場にWMS(倉庫管理システム)を導入することができました。 そのほとんどのお客様がWMSを導入したことがない会社様ばかり。物流現場にはそんなに大きな投資ができないので、WMSは大手企業しか導入できないものと諦めていた中小企業様にクラウドWMSとしてロジザードはご採用が続いています。
今ではインターネット環境は劇的に改善し、ハードウェアのスペックも相当安価になってきています。 アマゾンのAWSをはじめ、手軽にクラウドサービスを開始できる業者が増えているので、WMS(倉庫管理システム)ももっと普及していくことだと思います。
クラウドサービスの良い点は、
「1顧客―1システム会社」の関係から、
「複数顧客―システムサービス会社」という関係になること。
多くのユーザー様が色々な現場で、みんなが使うことにより以下のようなメリットがあります。
昔はなんで、クラウドでWMSを提供していて、どんなメリットがあるかを説明していましたが、今や多くのお客様からの依頼は「クラウドでWMSを提供しているところを選定したい。だから昔からやっているロジザードさんにお願いしたい。」というありがたいご要望をいただくまでになりました。
時代はクラウド。もはやこのメリットを説明することすら少なくなってしまいました。
WMSもクラウドサービスが当たり前になりつつあります。
亀田尚克(かめだなおよし)
ロジザード株式会社 執行役員 営業部長
繊維商社、大手システム会社勤務を経た後、在庫管理分野のASPという事業スタイルに魅力を感じ2006年ロジザード株式会社入社。通販物流を中心として物流現場への訪問数はゆうに2,000に達する。徹底した現場主義によりサービス会社としてのロジザードのスタイルを確立する。在庫管理システムをもっと世の中に普及させたいという情熱のもと思索と行動の日々を送る。