COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム

物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

2021/02/25 EC・通販事業者物流アウトソーシング

関西のメーカー様・EC事業者様向け!物流業務はどこの地域の倉庫に委託するべき?選定のポイントをご紹介

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関西地方に会社を構えているメーカー様・EC事業者様の中には、「企業が関西にあっても物流拠点は関東に置いた方が良いのではないか」「関東の方が関西より委託費用が高そうだな...」など、物流業務をどこの地域にある倉庫に委託するべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。各地域のメリットは、商材や販売方法などによって異なります。そこで今回は、関西地方のメーカー様・EC事業者様に向けて、物流業務はどこの地域の倉庫に委託すると良いか、地域の特徴や選定のポイントについてご紹介します。BtoC向けの内容になりますが、BtoBの事業者様にも共通していることが多いので、ぜひ参考にしていただければと思います。

関西の倉庫に委託するメリット

関西の倉庫に物流業務を委託するメリットは、下記のような点が挙げられます。

返品された商品、B品を早く確認できる

返品された商品の確認作業を自社で行う場合、事務所と倉庫の距離が近いと自社の社員が倉庫に行き、実際に商品を目で見てチェックすることができます。倉庫との距離が離れていても、返品商品を定期的に事務所に移動させたり、写真を撮って確認したりと、運用次第で対応することもできますが、例えば匂いの確認が必要な商材など、実物を手にしないと確認が難しく遠方からは対応できないケースもあるでしょう。倉庫が近いと、より早く正確に「これは良品に戻して良い」といった判断ができそうです。

棚卸の際に倉庫へ行きやすい

棚卸は3PL事業者様のみで行うことが多いですが、自社の社員が立ち会うケースや、在庫の量が多く3PL事業者様と一緒に自社の社員も棚卸を行うといったケースなど、倉庫に行く必要がある場合もあるでしょう。また、在庫がどれくらいあるか目で見て確認するために、棚卸の際に自社の社員も倉庫へ行くというケースもあるのではないでしょうか。そういった場合は、倉庫が遠いとその都度出張になってしまい移動時間や交通費がかかるため、事務所に近い関西地方の倉庫の方が良いでしょう。

在庫を移動しやすい

自社物流を行って、一部の商品の物流業務を委託している場合は、自社倉庫から委託先倉庫へ在庫を移動する必要があります。委託先倉庫までの距離が遠いと在庫を移動する時間や輸送コストがかかるため、自社倉庫から近い関西の倉庫がおすすめです。

コミュニケーションが取りやすい

事務所も委託先倉庫も関西にあると、距離が近いため電話やオンラインでの打ち合わせだけでなく対面で会話することも比較的容易にできるでしょう。距離が近い分、メーカー様やEC事業者様と3PL事業者様の仲も深まりやすく、業務や費用についての相談もしやすくなる傾向にあります。3PL事業者様との関係性が良くないことが原因で委託したい業務が上手く伝わらない、ということは避けたいものです。単純に同じ地方の人とはノリが合って仲良くなりやすい、言いたいことが言いやすいということもあるかもしれませんが、「この業務はもっとこうしてほしい」など、メーカー様やEC事業者様の要望や想いがきちんと伝わることで、エンドユーザー様により良いサービスが提供できそうです。


関西以外の倉庫に委託するメリット

関西以外の倉庫に物流業務を委託するメリットは、下記のような点が挙げられます。

関東:関東に出荷先が集中していて、保管坪数が少ない場合に最適!

配送スピードが速くなることが多い

出荷先が関東に集中している場合、関西やその他の地方の倉庫から関東へ発送するよりも、関東の倉庫から関東に出荷した方が、距離が近いためお客様へスピーディーに商品を届けることができます。商品ジャンルにもよりますが、ECの場合は指定配送日までの日数が短ければ短いほど購入されやすい傾向があるため、倉庫と出荷先の距離が近いと配達までのリードタイムを縮めることができ、購入率の向上が望めます。日本の人口分布は約4割が関東と言われているため、必然的に出荷が関東に集中しやすい傾向があります。配送スピードを求める場合、出荷先が関東に集中していれば、倉庫は関東にあると良いでしょう。

物流コストを抑えられる可能性が高い

BtoCの物流業務を委託する際、一般的に物流コストの6割以上は送料が占めています。そのため、EC事業者様は物流コストを削減する場合、送料が最も重要になります。関東への出荷が多い場合は、関西やその他の地方の倉庫から出荷するより、関東の倉庫から出荷する方が、距離が近いため送料が下がります。その結果、物流コストの削減につながります。BtoCの事業を行っていて出荷先が関東に集中している場合は、関東の倉庫に委託すると物流コストを抑えられる可能性が高そうです。

ロジザードスタッフより

倉庫の坪単価は、関西に比べて関東の方が高い傾向があります。物流コストにおいて、保管費が占める割合はあまり多くないので大きな影響はないかもしれませんが、広い保管スペースが必要な商品をお取り扱いの場合は注意した方が良さそうです。また、関東は他の地方に比べて人件費が多少高い傾向があるため、人件費の差も念頭に置いておくと良いでしょう。
関東の倉庫は関西や他の地方の倉庫に比べて土地代や作業費が多少高いことが多いですが、保管に広い土地が必要なく在庫が手元になくても問題ない場合は、おすすめの拠点と言えそうです。

東海:BtoCにおすすめ!安いタリフを持っている倉庫が見つかるかも!?

BtoC物流に強い倉庫が増えてきている

東海地方はもともとBtoBの倉庫が多い地域でしたが、近年のEC需要の高まりから、BtoC物流に対応した倉庫が増えてきています。小回りのきく倉庫もあるので、委託したい業務を請け負ってもらえる、条件の合う倉庫が見つかるかもしれません。

倉庫が安いタリフを持っているケースがある

地域の中で出荷件数が多い倉庫は、運送会社とのつながりで安いタリフ(運賃料・料金表)を持っているケースがあります。東海地方の中で出荷件数が多い倉庫を探すことで、送料を安く抑えることができるかもしれません。

ロジザードスタッフより

BtoB物流(実店舗に出荷する場合)で関東と関西に実店舗があるケースでは、真ん中にある東海地方はどちらの店舗にもスピーディーに在庫補充ができるというメリットがあります。BtoC物流の場合は、EC事業者様に寄り添った対応をしてもらえる倉庫を探してみる価値がありそうです。

福岡:フルフィルメント対応倉庫が多く、単品通販におすすめ!

フルフィルメントに対応した倉庫が多い

福岡は通販の文化が根強い地域のため、ささげやコールセンターといったフルフィルメントに対応、もしくは連携している倉庫が多くあります。入出荷や棚卸などの物流業務以外にもフルフィルメント業務を委託したい場合は、対応できる倉庫が多いため、委託先倉庫が見つかりやすいでしょう。
※フルフィルメント:ECで商品が注文されてからお客様に届くまでに必要な業務全般

保管費が安く抑えられる場合がある

福岡は比較的土地代が安いため、大型の商品や広い保管スペースが必要な商品をお取り扱いの場合は、保管費が安く抑えられる可能性があります。

ロジザードスタッフより

福岡から関東へ出荷する場合、距離が遠いため配送に日数がかかってしまいますが、単品リピート通販の場合は出荷の予定が事前にわかりスケジュールを立てやすいため、おすすめの地域と言えそうです。


倉庫を2拠点持つ場合、1拠点を関西にするとできること

翌日お届けエリアを広げることができる

関東と関西に倉庫がある場合、出荷先が関東に近い場合は関東の倉庫から、出荷先が関西に近い場合は関西の倉庫から発送することで、配達までのリードタイムが短いエリアが多くなり、商品を注文した翌日にお届けできるエリアを広げることができます。

送料が安くなる

関東と関西に倉庫がある場合、出荷先が関東に近い場合は関東の倉庫から、出荷先が関西に近い場合は関西の倉庫から発送することで、配送距離が短くなるため、送料を抑えることができます。

BCP対策になる

火事や地震などの自然災害が起きた際、倉庫が2拠点あることで、片方の倉庫の運営が厳しい状況になったとしても、もう片方の倉庫から出荷することができるので、出荷業務が滞る心配が軽減されます。物流業務において、「出荷できない」ということはお客様へ商品を届けることができないため、最も避けたい事態と言えるでしょう。2拠点の倉庫に在庫を預けることで、自然災害により出荷が止まってしまうリスクが減り、BCP対策として有効と言えそうです。

ロジザードスタッフより

倉庫を複数拠点化するためには、同じ商品を2拠点に分散して預ける必要があります。一品物や、在庫点数が少ない場合は、在庫を2拠点に分散することが難しいですが、在庫を多く保持できる事業者様にとっては有効な方法と言えるでしょう。その上で、出荷先が多いエリアに近い倉庫に在庫を多く保管する(関東の倉庫に65%、関西の倉庫に35%など)と、より効果的に運用できそうです。


まとめ

倉庫の拠点は、商材や販売方法によって適した地域が異なるため、まずは自社に合ったエリアがどこなのか検討した上で、委託先倉庫を探してみると良さそうです。ロジザードでは、完全無料の倉庫紹介サービス「ロジザード・マッチン」を提供しています。お取り扱いの商材やご状況についてヒアリングさせていただいた上で、それぞれのメーカー様やEC事業者様に合った3PL事業者様を最短1週間で平均3~4社ご紹介しています。どこの地域の倉庫に委託したら良いかお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

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