倉庫業・3PL事業者様 ロジザードZERO

EC物流の機能・操作性が決め手、
生産性が上がって誤出荷も0(ゼロ)。

株式会社MXロジスティクス
中川 恵美様
佐藤 絵梨香様

EC物流の機能・操作性が決め手

―ロジザードとの出会いについて教えてください。

ロジザードZEROは2014年に契約してからMXロジスティクスの標準WMSとして使っています。もともと通販案件を請け負っていたのですが、導入前はアナログの在庫管理でした。アナログではどうしてもミスが防ぎきれず、履歴も取れないので在庫差異が起きたときの原因がわからないことがあり、ミスを防ぐために現場に人と時間をかけていました。そこでお客様へのサービス向上と現場改善のために在庫管理システムを検討して、3社ほど比較してロジザードZEROに決めました。

他社の在庫管理システムはECの機能がまだなかったり、いきなりコストがかかるような一体型帳票といった先の提案をされたり、なんだかんだかなりコストがかかるな、という印象を持ちました。ロジザードZEROはEC向けの機能が標準でついていたのと、操作性もシンプルで話がわかりやすかったことが導入の決め手です。あとは担当者の相性もあります。
当時、システムについては素人だったので、ロジザードさんの導入支援は大変だったと思います。(笑)現場に何度も来ていただきました。

生産性が上がって誤出荷も0(ゼロ)

―システム導入後、どのような変化や効果がありましたか。

まず、アナログだったところからシステム化されて、現場の運用が変わりました。在庫管理システムなので当然のことだと思いますが、出荷すると確定した段階で在庫が減る、どこに何があるかといったロケーション管理が正確に、スピーディーにできるようになり、在庫の管理がしやすくなりました。導入してすぐ、まだ機能の中でも帳票発行やハンディターミナルを使って検品するだけの運用のときからメリットを実感できました。
さらに使っていくうちに機能面もひとつひとつ理解できるようになって、日頃の業務に役立てています。例えば、行方不明の商品が探しやすくなりました。ロケーション移動は人が動かすので、たまにロケーションを間違えてしまうスタッフがいます。そういったときは、ロジザードZEROの操作履歴を確認したり、商品検索で近くに同じような商品がないか、あたりをつけたりできます。以前のロケーション管理では、現在の「ブロック・列・連・段」ように細かく管理できていなかったので、商品を探すのに1~2時間かかったこともありました。

1つ1つの業務が効率化されて、在庫管理システムを導入したことで営業時間内に仕事が終わるようになり、今まで夜中までやっていた作業、あんなに残業する必要がなかったんだな、と思いましたね。(笑)
生産性も上がって、しかも誤出荷が0になったことがポイント。在庫差異がでると現場にストレスがかかってしまうのですが、これも軽減できました。

営業面では、在庫管理システムを導入していることで、お客様に信用してもらえるようになりました。システムでしっかり管理をしてほしい、というお客様も多いですし、目視で検品している会社とどちらがいい?と言われたらなかなかアナログ運用の倉庫に頼みませんよね。ロジザードZEROはお客さんも知っていることがあり、安心してもらえます。
あとは在庫差異が出ないことで、自分たちも自信をもってお客様にお話しできるようになりました。以前はお客様から「商品が1つ入っていなかった」とご連絡をいただくと、入れたはずなのに提示できるものもなく、本当に間違っていなかったのか自信がもてませんでした。今はハンディターミナルの操作により実績データが出力できるので、自信をもって対応できます。

自社でロジザードZEROの環境設定を実施

―使い勝手はいかがでしょうか。

MXロジスティクスでは、新しい荷主様が入ったときにロジザードZEROの環境設定を自社で行っています。実際に設定を担当しているのですが、正直、はじめは慣れるまでに時間がかかりました。何個か環境設定をするうちに慣れてきて、これをこの設定にするとこうなる、この荷主様の場合はこう、というのがわかるようになりました。システムが理解できるようになってからは使いやすい、わかりやすいシステムだな、と思います。

現場では実際にハンディターミナルを手に作業しますが、こちらも使い勝手がよく、操作が簡単。実行したい作業のメニューを選択して、画面表示される順番にボタンを押すだけです。

大量出荷時の伝票発行ではカンタン引当が活躍

―ロジザードZEROを使っていてよかった、ですとか、現場で特に役に立っていると思う機能はありますか。

サポートさんにお世話になっていて、特に岡村さん(ロジザードサポート担当)が細かく教えてくれるのでいつも指名しています。(笑)例えば、何かエラーが起きて原因がわからないとなったときに、同じ環境に入ってエラーの内容を確認してもらえるのでスムーズです。自分では手に負えない不安なときに、解決するまで親身に対応してもらえます。
以前新人スタッフが増えた際に講習会をお願いしたのですが、その時も岡村さんが担当してくれました。

あと「カンタン引当」はとても助かっています!
MXロジスティクスでは、芸能人のグッズなども取り扱うのですが、受注が多いときは1日に5,000件を超える出荷に対応します。いかに効率的に出荷業務を進めるのか、なのですが、一番大事なのはよりスピーディーなピッキングをするための伝票発行です。伝票発行はピッキングの前に行う業務なのですが、在庫管理システムがないときは一番売れているSKUを絞り込んで伝票発行、次によくある組み合わせの複数SKUで絞り込んで伝票発行、1点注文だけを絞り込んで伝票発行...と、ピッキングの効率化のために伝票発行の絞り込みを工夫していました。ただ、何回も絞込と伝票発行に時間を使ってしまいます。

カンタン引当はロジザードZEROを使い始めてから数年後にできた機能だったのですが、使うようになってからはかなり作業が楽になりました。大量の出荷業務が必要なときは、事前に絞込の設定をしておくことで、伝票出力の際は条件が反映されるので、あとはボタン一つです。こういった機能が開発せずに、定期的なバージョンアップで追加されるのはいいですね。

サービス向上に繋がるオートメーション化

―MXロジスティクス様では、ダイワハイテックス様のシュリンク包装機と自動梱包機を導入されています。オートメーション化の取り組みについて教えてください。

ダイワハイテックスさんの自動梱包は2019年に導入したので、1年以上経ちました。商品を検品後、コンベアに載せて自動でシュリンク、シュリンクした商品を箱の中に入れてお買い上げ明細書を検品したら今度は梱包機のコンベアに載せればあとは自動です。

商品の検品

【自動】シュリンク包装機

お買い上げ明細書の検品

【自動】梱包・テープで封を閉じる・送り状発行・送り状貼付

ほぼ自動でできるため、導入により梱包にかける人数を半分に減らせるほどの効果がありましたし、シュリンク包装機を使うことで緩衝材の削減にも繋がりました。

MXロジスティクスでは、検針器の導入や縫合用のミシンを導入するなど、さまざまな流通加工に対応しています。よりお客様に喜ばれるサービスへ拡大するにあたり、自動化できるところは自動化して少数精鋭で取り組んでいきたいと考えています。

周辺システムとの自動連携

―ロジザードZEROに今後期待することを教えてください。

自動梱包機との連携も実現できましたし、日々の業務でなんのストレスもなく使わせてもらっています。

しいて言えば、周辺システムとの自動連携に期待します。ECの需要が拡大してさまざまなツール、システムが世に出回っています。荷主様が使っているカートシステムや受注管理システムも多岐にわたるので、どんどん進めてもらいたいです。

リアルタイムの自動連携でなくても、指定した時間にデータが反映される、という連携でも良いと思います。出荷業務にあたり、出荷を指示する「受注データ」が無いと業務に入れません。出荷に取り掛かりたいのに、データが無くて動けないのがストレス、というのが倉庫側の意見です。出荷数がどの程度あるのかを確認して、発送の準備に早く取り掛かりたい、スタッフの調整をしたい、と思います。
そういったときに自動連携していればデータが入ってくるので、例えばパートさんが来る30分前には当日の出荷数を確認して人数を調整しておこう、先にピッキングリストを出力しておこう、というのができます。
この荷主様は自動連携したい、となったときに選択ができるようになっていると嬉しいです。

初めての在庫管理システムの導入にはロジザードZERO

―さいごに、WMSをご検討中の3PL事業者様にひとことお願いいたします。

営業担当者さん、SEさん、サポートさん、皆さんが親身になって相談に乗ってくれるので、何かあったときに話しやすいです。トラブルも一緒に解決してくれますし、レクチャーもしてくれます。
最初の導入では、私も「インポートってなに?」「何を設定してすればいいの?」となりましたが、サポートさんに確認しながらだんだんと覚えることができました。皆さんが親切に対応してくれるので、初めて在庫管理システムを導入される方にもおすすめです。安心して頼れる、とてもいい会社だと思います。


株式会社MXロジスティクス様 会社概要

MXロジスティクスは、埼玉県にある通販物流に特化した3PL事業者です。検針、縫合、袋詰めまで一気通貫で承っています。そのほかにもさまざまな流通加工に対応しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

社名 株式会社MXロジスティクス
代表者 鈴木 隆志
設立 2014年6月4日
所在地 埼玉県草加市稲荷3-24-21
事業内容 衣類二次加工・梱包・通販業務
お問合せ info@mxl.co.jp