COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム

物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

最終更新日:2024/11/25 EC・通販事業者インタビュー・見学物流ロボット運輸業・倉庫業(3PL事業者)

【自動梱包機vs人間】速さと美しさで真剣2本勝負!

出荷効率を上げるべく、導入する企業が増えている自動梱包機。導入後は格段に梱包の効率が上がる...と聞きますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
今回ロジザードは「自動梱包機vs人間」と題し、体当たり検証を行いました!自動梱包機は本当に人の手作業よりも速いスピードで梱包できるのか?また、お客様の元に届いた時の美しさはどちらが勝るのか?検証します!

▼対決動画はこちら



対決の背景

出荷件数が多くなってきた際、導入を検討されることが多いマテハンが自動梱包機です。ロジザードにも、「ロジザードZEROとデータ連携できる自動梱包機を紹介してほしい」との声は多く寄せられ、各現場に合う自動梱包機をご紹介させていただいています。
そこで、ご紹介する以上は胸を張って「自動梱包機導入は効果がある!」と言うためにも、実体験として手作業との差を検証しようということで、今回の対決企画が生まれました。

今回対決にご協力いただいたのは、ロジザードからのご紹介で自動梱包機を導入され、すでにその効果を実感されている株式会社サードウェーブ様です。

導入事例:サードウェーブ様

https://www.logizard-zero.com/cases/thirdwave.html


「自動梱包機vs人間」対決内容

第一試合:スピード対決

商品(※実際にはサードウェーブ様で扱っていない商品です。売り物を使うわけにはいかない!)とダミーの伝票、段ボールなどを準備し、 自動梱包機と人間でそれぞれ梱包作業をしていきます。先に20個の梱包を終えた方の勝利となります。

まずは速さ対決
「Ready. Fight!」を合図に、梱包が始まりました!

自動梱包機側は、パッド(段ボール板)に商品を置いてレーンに流すと、機械が自動で商品をシュリンクします。シュリンクされた商品はそのまま流れていき、段ボール箱の中に置かれます。そしてシュリンクされた納品書を自動で読み取り、該当の送り状を自動貼付、段ボールの封を閉じていきます。
合間で人の手は入りながらも、複雑な作業は機械が担当するので、送り状の貼り間違いが発生することもなく正確な作業が淡々と続けられていきます。

一方、人間側は、段ボールを取り出して、商品を手に取って、さあ作業開始です。商品のサイズや素材を見ながら緩衝材を詰めて、テープで留めて梱包し、送り状を貼って...と作業が多く手間取っています。
焦りがある中で、納品書と送り状が合っているかなど、最終チェックも怠りません。

↑躍動感がすごいです(笑)

結果、20個の梱包が先に終わったのは...自動梱包機!
自動梱包機は出荷件数が多いほど効果が出やすいですが(人間は疲れてスピードが落ちることもありますが、機械は一定のスピードを保つので)、この個数でも差が出るとは...圧倒的なスピードでした。

また、梱包された様子を見比べると、送り状の貼り方にも差が出ています。人の手だと貼る位置にブレがあり、段ボールに記載してある文字の上に送り状を貼ってしまっているものもあります。こういったブレが起こらないのも自動梱包機のメリットだと感じました。

第二試合:美しさ対決

続いて見た目の美しさ対決です!

先ほど梱包したものをそれぞれ20回振って、開いた時の状態を比較してどちらが良いかをジャッジします。
採点項目は3つ。30点満点で勝負です。
① 商品が崩れていないか(10点)
② 商品の見栄えが良いか(10点)
③ ゴミは捨てやすいか(10点)

まずは20回振るところから。両者ともしっかりと振っていきます。自動梱包機側の商品はシュリンクされているのでほとんど音がしません。一方人間側は、緩衝材の隙間に商品が動いてゴトゴト音がします。

振り終わったものをそれぞれ開梱して、採点に入ります。
まずは自動梱包機側。開けた瞬間、シュリンクされてスッキリした様子に好感触です。商品の崩れや傷もなく、文句なしの美しさ。強いて言えばシュリンクの段ボール板とビニールを分けるのがやや面倒、といったところでしょうか。

採点結果は...

① 商品が崩れていないか:10点
② 商品の見栄えが良いか:10点
③ ゴミは捨てやすいか:9点
合計29点の高得点です!

続いて人間側。開けると緩衝材に押し出されたように納品書が出てきます。商品は緩衝材の中に隠れてどこにあるのか見つけづらそうです。緩衝材があるのでパッと見傷はなさそうですが、緩衝材がかさばるので畳んで捨てるのが手間になります。

採点結果は...

① 商品が崩れていないか:7点
② 商品の見栄えが良いか:7点
③ ゴミは捨てやすいか:6点
合計20点です!

美しさ対決の結果は、
自動梱包機:29点
人間:20点
自動梱包機の勝利でした!

自動梱包機は梱包スピードが速くなるだけではなく、顧客満足度の向上にも影響を及ぼすと感じる結果となりました。

真剣二本勝負の結果は...自動梱包機の勝利!

第一試合、第二試合ともに自動梱包機が勝利をつかみ、人間側は大敗という結果になってしまいました。手作業と比較すると、作業品質のブレがないところが大きな差だと感じます。自動梱包機導入のメリットを、身をもって感じる良い経験となりました。

とはいえ、実際に自動梱包機を導入するとなると、決して安くはない費用がかかります。出荷件数が多くなるほど自動梱包機の費用対効果が高くなるため、出荷件数が伸びてきたタイミングで導入を検討してみてはいかがでしょうか。


参加者からのコメント

株式会社サードウェーブ PD&ソリューション統括本部 飛田様:
梱包機の効果は実業務で実感していたのですが、 人と対決している様子を見るのはさすがに初めてでしたので、なかなか面白い対決でした。今後も梱包機を使って、キレイかつ迅速な出荷を行って参ります。

ロジザード 社員A:
人間側として対決に参加し、自動梱包機には完敗でした。スピード対決は梱包件数が少ないので勝てるかも、と思っていたのですが、あっという間に負けていました。美しさも見ていただいた通りです(笑)対決している短い時間でも疲れを感じたので、作業スピードもクオリティも一定の自動梱包機はコスパが良いように感じました。対決させていただきありがとうございました。


ロジザードは、検証結果をご提案に活かしていきます

自動梱包機との対決を通し、直接比較することで初めて分かる自動梱包機の良さを体感することができました。
ロジザードは、お客様からのご相談に対し、現場へ直接足を運び実運用に合わせたご提案をする「現場主義」を心掛けています。今回のような体当たり検証も、現場での効果を体感することで、実体験に基づいたご提案につながる大切な機会でした。

これからも、お客様の現場改善のお役に立てるよう、実体験に基づいた情報発信を続けてまいります。


撮影協力:株式会社サードウェーブ 会社概要

1998年にPC・パーツのインターネット通販サイト「ドスパラ」をスタートしました。着実に販売実績を積み重ねることで、国内外の企業から表彰されるほどに成長することができました。この実績を支えているのが、当社のフルフィルメントサービスです。 EC運営に必要な業務(商品マスタの作成から受注管理、出荷代行、問い合わせ対応までの一連業務と、これら運営内容のブラッシュアップまで)を一通りお任せいただけます。また、コールセンターを自社運営しており、高品質なサポートをリーズナブルにご提供します。PCショップの運営会社として電子機器の取り扱いに長けている点を活かし、動作確認やキッティングなどの対応も可能です。
現場からの様々な声を反映し、日々改善を繰り返すことで練り上げられたワンランク上のフルフィルメントサービスを、ぜひ御社のECサイトの武器としてご利用ください。

社名 株式会社サードウェーブ
代表 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 尾崎健介
本社所在地 〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目12番8号
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設立 1984年3月1日
事業内容 グループ管理業務
小売事業「ドスパラ」運営
ワークステーション、サーバー関連商品・サービスの販売
コンピューター機器等の企画・製造ならびに卸販売
電子機器等の受託生産事業
HP https://info.twave.co.jp/
http://www.tw-ffs.com/