COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム

物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

最終更新日:2022/08/19 海外

ロジザードアジアレポート<ベトナム編>:システムエグゼベトナム様

単品通販とは?システム選定のポイント

現地からの声をお届けするロジザードアジアレポート、第二弾はベトナムです。クラウドWMS(倉庫管理システム)『LogizardZERO(ロジザードゼロ)』のベトナム代理店である、SystemEXE Viet Nam Co.,LTD(システムエグゼベトナム)のNgan様、松下様にホーチミンとハノイの様子をそれぞれお伺いしました。

こちらの情報は2022年1月現在のものです。

地域によって異なるワクチン接種

ホーチミンとハノイの現在の状況を教えてください。

<ホーチミン>

Ngan様:ホーチミンでは3回目のワクチンがほぼ完了して、落ち着いて外出できるようになりました。新聞が届くようになったことで、「通常の生活に戻ってきたな」と実感しました。
ただ、買い物はコロナが落ち着いてきてもインターネット(EC)です。以前はわたしもよく買い物に行っていたのですが、コロナによってインターネットが習慣づいてきました。とても便利なため、外出できる通常の生活に戻っても市場の買い物に戻ることはないと思います。

個人的には旅行が好きなのですが、まだまだできなそうです。コロナチェックや「どこにいつ」といった報告も必要なので、こういった面では外出自体が減りました。全ては安全のため。感染すると家族にも迷惑をかけるから外出をしたくない、という友人も周りにはたくさんいます。

<ハノイ>

松下様:ホーチミンはもう3回目ですか?いいですね。ハノイはまだまだ、ワクチン接種の後れをとっていると思います。そのため、ワクチンを打っていない方もいるらしく感染拡大してしまい現在も規制がかかっています。
田舎の方だとそもそもワクチン接種のお知らせがこない、連絡できないという現状があります。全員が全員携帯電話を持っていないので、予防接種のお知らせを見逃してしまっているケースがあるようです。
このような状況のため、レストランは2021年12月16日からテイクアウトのみ。サービス業などのは軒並み停止、最近はどんどん潰れてしまっています。


モノの移動は通常通りに

物流の変化はありましたか?

Ngan様:国内は問題無く物流は動いています。人の移動はまだまだ地域によって難しいのですが、モノの移動は問題ありません。経済への影響もあるため通常運転です。運送会社では最近まで出社や出勤前に検査キットを使ってチェックしてから、いつどこに、どこの会社に行くかの報告をしていたようです。どこかコロナが発生したら、そこに行った人、接した人の情報が管理できるようになっていました。

輸出入についてはベトナムから中国までの輸出が難しくなったことがニュースになっていました。ベトナムは果物がたくさんあって有名で輸出していたのですが、輸出できなくなったことで国内のものが安くなる、ということも起きました。


Web会議では現場が見られないという課題

システムエグゼベトナム様の仕事にも変化はありましたか?

<ホーチミン>

Ngan様:システムエグゼベトナムでは、システム販売とITコンサルティングを事業としています。システムは生産管理、販売管理システム、人事管理システムなどを取り扱っており、在庫管理のご相談があれば「LogizardZERO」をご提案します。
コロナになってからは、お客様からお問い合わせがあると、訪問ではなくWeb会議が基本になりました。ただ、お客様が承諾してくれる場合はなるべく訪問しています。特に在庫管理について聞かれたときは、実際に現場を見てフローや在庫を見ないとご提案が難しいのです。最近は3回目のワクチン接種がすすみ、「どうぞ」といってもらえることが増えてきました。

<ハノイ>

松下様:ハノイから100kmほど離れたところに、港に近いハイフォン地区というところがあります。ハイフォン地区はベトナムの第四の都市といわれ、ダナンの次に大きいです。開発中の土地というのもあり、コロナをかなり警戒して人を入れない習慣がついてしまいました。せっかく0で抑えているから、と。
在庫管理のご相談をいただいて「行きましょうか?」と聞いたところ「来ないでください」と言われましたね。ワクチン接種率の影響もあると思います。Nganさんの言う通り現場が見られないとご提案が難しく、Web会議の課題と感じています。

皆さまへのメッセージ

最後にこちらのコラムを読む日本国内の企業様へひとことお願いします!

Ngan様:ホーチミンは日本人にとって居心地がいい場所だと思います。日系企業も増えました。日本人向けの学校や美容院、なんでもあるので生活にも困りません。日本に留学して日本で働く人も多く、その人たちが日本の技術をもって帰国して、日系の会社で働いたり、自分でお店を立ち上げたり、というのも増えました。
そのおかげで美味しい日本食も食べられるようになりました。特にレタントン通りは美味しい日本食が食べられることで有名です。ここは、日本食を食べたくなったらおすすめの場所で、ベトナムでファミリーマートが一番初めにできた場所もこの通りなんですよ。
海外拠点をご検討されている企業さんがいらしたら、ベトナム拠点歓迎です!(笑)生産管理、製造管理でお困りのことがありましたらぜひご連絡ください。

松下様:本当のベトナムを知っている方は、まだまだ少ないと思います。ご連絡いただければ、住んでいるわたしだからこそわかる、本当のベトナムを紹介します!(笑)
ベトナムは閉鎖的な面もまだあるところで、バブルのような現象も起きている。大きな経済効果が生まれているおもしろい国です。歴史や生活習慣や知っていただくことで新しいベトナムの発見になると思います。ご連絡お待ちしています。

SystemEXE Viet Nam Co.,LTD(システムエグゼベトナム)様

SystemEXE Viet Nam Co.,LTD(システムエグゼベトナム)様

URL:www.system-exe.com.vn
インタビューに協力してくださった方:Ngan様、松下様

会社概要
所在地・連絡先:2F, Etown1, 364 Cong Hoa, 13 Ward, Tan Binh District, Ho Chi Minh, Viet Nam
Mail:exevn_sales@system-exe.com.vn
対応可能言語:日本語、英語、ベトナム語
事業紹介:日系Sierであるシステムエグゼの100%出資ベトナム法人子会社です。 倉庫管理の他、生産管理や人事給与、販売管理など業務系パッケージシステムとデータベース・セキュリティ関連のパッケージが主な製品になります。

ロジザードのベトナムにおける活動

中国に現地法人、東南アジアに現地代理店を持ち、各国で導入・稼働事例があるロジザードですが、新型コロナウイルスの影響により現時点では国をまたぐ移動を制限しております。しかし、現地スタッフによる各国のサポート体制を構築しているため、ユーザー様への影響は小さく済んでいます。

ベトナムにおいては、システムエグゼベトナム社をはじめとした弊社代理店が継続して提案・導入・サポート業務を行っています。

導入支援では対面での打ち合わせや現場での操作指導は現地スタッフが行い、日本のロジザードのスタッフがZoomを活用してオンラインで後方支援を行っています。 ベトナム国内で強力なロックダウンが実施され国内の移動さえも制限されていた時期の導入では、お客様の現場に訪問することなくすべてオンラインでの操作説明を通して導入させて頂いたこともあります。ロックダウンの下での苦肉の策のオンライン導入でしたが、お客様からは「オンライン会議で顔を合わせる回数が増え、前よりも身近に感じる」という声もいただいています。

ベトナムでのビジネス課題を抱えながら、現地に訪問できずにお困りの皆さま、ロジザードと現地代理店のスタッフが、課題解決のお手伝いをいたしますのでお気軽にご相談ください。

ベトナム対応クラウドWMS(倉庫管理システム)『LogizardZERO(ロジザードゼロ)』