COLUMNロジザード ノウハウ EC・物流コラム
物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。
物流やEC(ネットショップ)、在庫管理に関連したロジザードのオリジナルコラムです。
在庫管理の基本的な方法から効率化するポイントをロジザードのノウハウ、ロジザードの視点でご紹介します。

物流現場の生産性を考えるうえで、「どの作業に、どのくらいの時間がかかっているのか」を把握することは重要です。一方で、日々の業務と並行して作業時間を記録・集計すること自体が、現場の負担になってしまうこともあります。
ロジザードが提供するロジザードZEROの無料オプション「LzTimer」は、物流現場で働くスタッフの作業時間を計測し、工数を可視化するツールです。
今回は、オートバイ用品の企画・製造・販売を手がける株式会社コミネ様にインタビュー。プロテクターやライディングウェア、グローブ、ヘルメットなど幅広い商品を取り扱う同社では、物流現場の工数管理にLzTimerを活用いただいています。
前編では、物流現場を担当する綿引様に、これまでの工数管理で感じていた課題やLzTimerを使い始めたきっかけ、実際に工数を計測したことで見えてきたことについて伺いました。
株式会社コミネ
商品管理課 課長
綿引 健太郎 様
綿引様:
以前は、一部のEC業態に絞ってピッキングと梱包の工数を取っていました。
ピッキング担当者には、ピッキングリストの余白に自分が作業を開始した時間と終わった時間を書いてもらう、梱包担当者には「作業を始めます」「終わります」と担当者に口頭で伝えてもらい、その内容をExcelにまとめるという方法でした。
ただ、やはり工数を管理する側にも工数がかかるということもあり、管理するのがすごく難しいなと感じていました。
閑散期はある程度工数を取れるのですが、繁忙期になると業務を優先する以上、なかなか正確に取れない。管理する側もそうですし、作業担当者側も「取れていませんでした」ということが多々あり、ばらつきもありましたね。
また、今まではピッキングや梱包を中心に工数を取っていたので、それ以外の業務については、どれくらい時間がかかっているのかあまり見えていませんでした。
綿引様:
確か、ロジザードZEROの管理画面に出ていたお知らせだったと思います。
アップデートやバージョンアップのお知らせを都度見ている中で、ちょっと気になってクリックしました。
そこに、モニター上で手を動かしているような、デジタル版のホワイトボードを操作しているようなイラストがあったので、「どんなことができるんだろう?」と興味を持ちました。
その後、ロジザードさんが開催されたLzTimer・庫内分析のセミナーに参加して詳細を聞いて、「これなら直感的に操作できそうだし、うちの現場でも取り込めるかな」と思い、使い始めました。
綿引様:
はい、そうです。
もともと現場ではホワイトボードを使って、「誰がどの作業をしているのか」を管理していました。
なので、LzTimerを見たときに、今使っているホワイトボードのデジタル版のようなものになるのかな、と思いました。

※LzTimer活用イメージ
綿引様:
いくつかありますが、その一つが、先の作業の見通しを立てられるようにしたいということでした。
通販業務の場合、セール時期になると通常時の10倍、20倍、それ以上になることもあります。
例えば、前年の同じ時期にこれくらいの受注があり、そのときにこれくらいの人数で対応していたのであれば、「次回、同程度の受注が見込まれるときには、このくらいの人数を確保して対応しよう」というように考えたい。
それが、私の中で工数を管理する目的の一つです。
もう一方では、現場で指揮を取る社員にとって、「この人はピッキングの方が向いている」「この作業は少し時間がかかっている」といったことを見るためにも工数を使っています。
個人に焦点を当てて工数を見ることで、それぞれの得意なところや苦手なところを見る、という使い方もしています。
綿引様:
そうですね。
例えば大型モールのセールなども、前年のデータではこれくらい受注が来ていたから、「今年もこれくらい来るだろう」という見込みで予測を立てています。
もちろん、想定した物量が確実に来るとは限りませんが、「これくらいの物量になりそうだ」というところで、人員をこれくらい集めておきたいとか、通販で使う箱を事前に発注・準備しておくとか、そういうことにもつながっています。
綿引様:
現在は11~13名程度で、社員や派遣スタッフも含めて工数を計測しています。
対象となるメンバーについては、LzTimer上にマグネットを作成して工数を取っています。
綿引様:
現在は出荷関連の業務が中心です。ピッキング、梱包、事務処理、事前準備などですね。
他の業務も入れていこうとは思っているのですが、まずはテストというところもあったので、最初からすべての業務を対象にするのではなく、出荷業務に絞って始めました。
もともとピッキングや梱包については工数を取っていましたが、それ以外のところで「どのような業務に、どのくらい工数がかかっているのか」を把握したいというのもありました。
まずは出荷業務で使ってみて、今後ほかの業務にも広げていければと思っています。
綿引様:
今までもピッキングや梱包の工数を取っていたので、「この人はピッキングが早い」といった作業ごとの傾向は分かっていました。
一方で、それ以外の業務にどのくらい時間がかかっているのかは、あまり把握できていませんでした。
LzTimerで業務を細かく分けて計測してみると、例えば「商品A」の検品に、ある日は約2時間ほどかかっていることが分かりました。
そこで、「この数量に対して、なぜこれだけ検品に時間がかかっているんだろう?」と気になり、実際に作業しているスタッフに確認してみました。
すると、同じ「商品A」の検品でも、丁寧に何度も確認しながら進める場合もあれば、こちらから伝えている検品項目に沿って進める場合もあり、作業の進め方によって時間に差が出ていることが分かりました。
それであれば、検品のやり方をもう少しマニュアル化して、作業方法をそろえていこうとか、「商品A検品」という作業自体を一つの業務として考えた方がいいのではないか、といったことも、工数を把握する中で見えてきました。
これまではピッキングや梱包に焦点を当てていたので、こうした業務については定期的なミーティングでも特に議題に上がっていませんでした。
LzTimerで工数を取ったことで、これまで見えていなかった部分に気づき、作業の進め方をあらためて考えるきっかけになったと思います。
LzTimerで工数を可視化したことで、これまで把握できていなかった業務にも目を向けるきっかけが生まれたコミネ様。
後編では、LzTimerで取得した工数データを出荷量や売上などの情報とどのように組み合わせているのか、現場への定着や現在感じている課題、そして今後目指しているLzTimerの活用について、さらに詳しく伺います。
後編はこちら
【後編】物流現場でLzTimerをどう使う?―見えた工数を、人員配置や現場運営の判断材料へ―

| 社名 | 株式会社コミネ |
|---|---|
| 代表 | 代表取締役 阿知波 直哉 |
| 本社所在地 | 〒116-0001 東京都荒川区町屋1-38-16 Jプロ町屋ビル 2F |
| 事業内容 | オートバイ用品の企画、製造、販売 |
| HP | https://www.komine.ac/ |