倉庫業・3PL事業者様 ロジザードZERO

導入から10年。サポート対応から
真剣さ・真面目さ・誠実さを感じています。

株式会社S-PAL
システム担当係長 後藤洋二様

「WMSはロジザードが良い」という評判

―ロジザードとの出会い、導入のきっかけを教えてください。

導入したのがもう10年ほど前になりますかね。実はその前から「WMSはロジザードが良い」ということで評判は耳にしていました。
当時、日用品の通販案件が1つあり、管理にはWMSが必要となりました。システムに強い人間が社内に誰もいなかったので、打ち合わせから導入まで全部任されました。孤立無援な状況で(笑)ロジザードPlusを導入しました。まだロジザードZEROが無かった時代ですね。
この1案件をきっかけに、現在のロジザードZEROの利用につながりました。ロジザードPlusも導入や稼働時に色々とありましたが、使いやすいシステムだったと思います。「どんどんロジザードを使っていこう!」と社内にすすめました。

ロジザードを知って良いな、と思ったのが、WMSが「お客さまを繋いでくれるシステム」となったことです。具体的には受注管理システムとの連携部分。ここがどんな荷主さんでも、流れが統一できたことが一番大きいです。

アクセスツールの作り直しが一切なくなった

―WMSの導入前後で変化したことはありますか。

オペレーション面では、良い意味で人を選ばなくなりました。例えば、今まではエクセルを使ったり、アクセスでツールを作って対応していたりしたため、メンテナンスやツールの作り直しが発生していましたが、これが一切なくなりました。アクセスの知識が無くても運用できるようになった、ということです。
WMSの運用に必要な最小限の説明をすると、だいたい数回で慣れてきて、1日で操作方法を習得できちゃいます。教育時間の短縮にもつながりました。

そしてもう1つ、誤出荷がほぼなくなりました。たまに商談に行くと、誤出荷の頻度を聞かれることがあります。基本誤出荷は起きません、と伝えるとびっくりされます。例えば、委託をお願いしている他社の倉庫さんがWMSを使っていなくて精度があまり良くなかった、自社物流で商品知識があるスタッフですら月1回ぐらいは誤ピックをしてしまう、といった背景があるようです。

後藤様:ロジザードZEROでバーコード検品するから誤出荷が防げます。
荷主様:バーコード検品って?
後藤様:コンビニのレジのイメージです。1つずつどんどん検品していきます。
さらに、送り状・商品・明細書の三点照合も行うため、明細書のテレコも無くなり、個人情報の漏洩を止められます!

という会話をよくします。(笑)これでだいたいWMSのメリットを理解していただけます。

事前の取り決めでメリットとリスクの共有

―ロジザードZEROを荷主様にご案内する際に、気をつけていることはありますか。

事前のお打ち合わせで、お客さまの商材や管理方法に合わせてメリットやリスクをしっかりとお伝えしています。

WMSを使う上で、JANは欠かせないと思います。しかし、特にEC物流では預かる商品の中にJANが付いていないもの、付けられないものがあったります。じゃあどうする?と思った時にコンビニのおでんを見て「バーコードブック」を思いつきました。
しかし、1点1点にJANが付いているものと比べて誤出荷のリスクがあるため、お客さまに事前に説明をしています。これをすることで問題になりません。逆に言わないと大きなトラブルになると思います。

また、運用にあたり取り決めをする際、データのやり取りのフォーマットについて決めることは欠かせません。ここについては周辺システムとの連携実績が豊富なロジザードZEROが基準となるため、お客さまに「これが標準のフォーマットです」と説明できることで、これに合わせれば良いんだ、と納得して、データの準備をしてもらえるようになりました。ロジザードZEROはCSVのマッピング機能があるため、だいたい対応できることも良いですね。

あとは、基本的にお客さまのデータは「預かるだけ」にしています。入荷予定、出荷指示(受注)などのデータは、お客さまにもロジザードZEROのアカウントをお渡しして、インポートしてもらい、出荷の際は当日分の「出荷指示」のステータスも更新していただいています。
はじめは「難しそう」と、システムと聞くと身構えてしまう方もいらっしゃいますが、画面をお見せしながらボタンを2、3個押すだけですよ、と説明すると「やってみようかな」とおっしゃっていただけます。
S-PALではPマークも取得しており、データの受け渡し方法も細かく決められています。そのため、「ロジザードZEROというシステムでこうやって管理しています」と説明すれば納得してもらえるので助かります。

ずっと使っている理由の一つは、間違いなくサポート体制

―何か印象に残るエピソードはありますか。

ロジザードと言えばサポートさんだと思います。
サポートさんとは何度も電話でやり取りをしてきました。特にロジザードPlusからロジザードZEROへ切り替えた頃はしょっちゅう、1日5回以上電話することもあり、ベテランの女性の方は事情をよく知っていると思います。(笑)
「ロジザードPlusではできたのに何でロジザードZEROはできないの?」を皮切りに、数々の質問に対して全部受け止めてくれました。放置もされず、しっかりとスピーディーに最後まで対応してくれたことが印象的です。そこからロジザードの真剣さ・真面目さ・誠実さを感じています。

3PLなので、お客さまのご要望などで他社のWMSを使うこともあります。今までに少なくとも他に3社ほど使ったことがありますが、ロジザードのサポートさんはダントツ、全然違うと思います!例えば、他社だとちゃんと回答できない、チャットのみ、チャットに質問を書いても回答が数時間後で、しかも内容がわかりづらい...。ロジザードさんは納得いく説明をしてくれます。
ずっと使わせてもらっているのは、間違いなくこのサポート体制が理由の一つです。

わかりやすくて使いやすいWMS

―ロジザードZEROのシステムの特徴や使い勝手はいかがでしょう。

わかりやすくて使いやすいと思います。構造上の、わたしの考えるWMSそのもの、本当にすごいと思います!各社さん、業務の流れはそれぞれ特徴があり、先ほどのサポート体制といった違いがありますが、中でも入出庫の修正のしやすさが、ロジザードが1番だと思います。
自分だけではなく、オペレーション、現場のスタッフもみんなロジザードが使いやすいって言っていますよ。

環境のご用意はロジザードさんにお願いしますが、荷主が増えた際に導入から作業まで自分でできることも魅力です。あとは他のスタッフたちにもこの設定部分を教えていこうと思います。

「RFIDといえばロジザード」へ

―S-PAL様はロジザードZEROのRFIDオプション機能を一緒に作り上げていただきました。当時のお話をぜひお聞かせください。

RFIDはS-PALでも初めての試みです。こういった初めての取り組み、新しいシステムが大好きなので、お客さまからお話をいただいたときは、ぜひよろしくお願いします!と。ただ、RFIDは聞いたこともあるしある程度知っていたつもりだったのですが、実際の倉庫での運用となると未知の領域で。本当にできるのかな?と、改めて考えるとピンとこない部分もありました。

WMSはロジザードZEROと決めていたため、一緒に取り組みを開始、まずはRFIDのデモを見せてもらいました。タグがたくさん入っている容器にスキャナーをかざすと全部読み取る、始めは理解できないぐらいすごい、と思いました。
このすごさを実感したのは、商品の初回入庫のときです。3万点の商品を2日、しかもスキャナー3台で検品、入庫しました。普通だったらあり得ない、スタッフ総出で1週間ぐらいかかるんじゃないかな、と思う量です。S-PALでも初めてのスコア、レコードですね。 整合性もお客さまから満足できるレベルだった、とのこと。まずは成功です。

ただ、ここまでくる準備、道のりは長いものでした。
今でこそ普通にスキャンしていますが、どういう条件でどの範囲でスキャンされるのか、それにあたり自社で何を用意すればいいのか...。スタッフ全員と話し合って、やれることをやろう、ということで色々なことを試しました。

例えば、スキャンの精度のテストです。誤スキャンしないよう、密閉空間がキーでした。

①  エレベーターの中
  密閉された空間でパレットごとスキャンできる。
×   ドアの開閉に1-2分かかるため、効率的ではない。

②  階段の踊り場
  密閉されていて有効、しかもドアの開閉が簡単。
×   場所が限られていて一箱ずつしかスキャンができない。

③  ダンボール箱とアルミで専用ブースを工作
10-15分のアイディア、思い付きで作ってみましたが、なんと効果がでました!倉庫にあるダンボールと100均に売っている防災用のアルミを使って低価格で作れたのですが、一番評価が高かったんです。電波を遮断するカーテンはサイズにもよりますが10万円以上するため、これを何枚も購入するとコストがかさみます。専用ブースは画期的な発明になりました。

こういったなかなかできない経験をさせてもらえたのは、お客さまをはじめ皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。一緒にやってきたメンバーにも感謝です。

導入に至るまでトラブルは色々とありましたが、フェーズ1はクリア、現在は問題なく運用できています。逆に、初めての取り組みは問題ある前提でトライ&エラーと考えていますしね。

こうやって1つ1つ乗り越える度に、ロジザードZEROはすごいシステムになっていると思います。「RFIDオプション機能」としてリリースされることで、全員で苦労したのが報われます。
RFIDは実際に使ってみて、かなりの効果が期待できると確信しています。ローラー検品が確立されたら「革命」と言ってもいいと思っています。ぜひ、ロジザードでもRFIDをすすめてください。そして「RFIDといえばロジザード」と言われるまで頑張ってください!(笑)

また一緒に新機能の開発を!

―ロジザードに期待していることを教えてください。

RFIDに限らず、ロジザードでは新しい技術を確立すると思います。その時に、また一緒にやりたいですね。

お願いしたい機能があるとすると、RPAですかね。それほど大げさでなくても良いので、自動バッチができるようになると嬉しいです。日々の業務の一部はやることがだいたい決まっています。出荷指示、引当などは時間で決まっているので、自動バッチになったら素晴らしいと思います。

最大の要望は、もっともっとWMSの会社として前にでてほしい!すでに第一人者だと思いますが、さらに有名になってもらって、「ロジザードは10年一緒に苦労した会社だよ」って子供に言いたいですね。(笑)

機能・価格・サポート力

―最後に、ロジザードZEROを検討中の倉庫様へひとことお願いいたします。

使いやすさでいったらまずロジザードZEROだと思います。
何か困ったことがあってもこういう機能で、こういう仕様で、と納得いく説明をしてくれるので安心して利用できます。それでいて費用面も納得。

倉庫として、荷主さんからデータをもらったあとの、入荷・出荷の流れがどんな商材でも一緒になるため、新しい案件も稼働しやすいです。

そして何よりサポートが良いです。サポート力が全然違います。

株式会社S-PAL様 会社概要
社名 株式会社S-PAL
代表者 佐藤 淳子
住所 本社・船橋センター
〒273-0015 千葉県船橋市日の出2-20-2  SHOWAビル4F
綾瀬センター
〒120-0005 東京都足立区綾瀬7-3-35 日通倉庫東館
事業内容
  • 梱包・発送・一時保管など、物流業務請負業
  • 宅配便、メール便、郵便などの配送管理業務全般
  • 不着物追跡確認調査、問合せ窓口のコールセンター運営
  • キャンペーン事務局運営、顧客データ管理業務
  • 物流センター運営代行、物流コンサルティング
  • 労働者派遣事業(厚生労働大臣許可 派13-308848)
お問い合わせ先 URL:https://www.s-pal.info/contacts.html