倉庫業 ロジザードZERO

10荷主以上でロジザードZEROを採用!大手3PL企業が選ぶWMS

SBSロジコム株式会社
営業開発本部 営業開発第一部 
部長 コンサルティングリーダー 古川 長史 様
同 コンサルタント 真庭 力也 様
同 課長 池田 純也 様

中国・四国 九州・沖縄 北陸・東海 東北 関東・甲信越 関西

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「3PL事業のメガ・ベンチャー」と自らを称し、驚異的な成長を遂げるSBSグループ。今回は、その中核であり、関東圏・関西圏を中心に全国で事業を展開する総合物流企業、SBSロジコム株式会社様を訪ねました。

新幹線から口紅まで、多種多様な商材に対応するSBSグループの中核企業

― はじめに、SBSロジコム株式会社様についてご紹介ください。

古川様
SBSロジコムは、3PL事業を強みとする総合物流企業で、SBSグループの中核会社として事業を展開しています。新幹線から口紅まで多種多様な商材に対応できる幅の広さがあり、自社倉庫・自社所有車両・直接雇用を基本とするアセット型の3PLで、コストメリットを生かした提案ができることも強みの一つです。また、グループ全体で全国700を超える拠点があり、お客様のご希望の場所で物流業務を請け負うことができます。SBSグループは多様な専門領域を持っており、倉庫・輸送はもちろん、引越し、派遣、システム、コンサルまで、物流にまつわる多種多様なお困りごとに対応することが可能です。

― ロジザードとはいつ頃から、どのようなきっかけでご縁ができたのでしょうか?

古川様
ロジザードの存在は、20年ほど前から知っていました。まだクラウド型(当時はASP)サービスへの理解が、社会的に進んでいなかった時代ですね。7年前に、「ロジザードZERO」を使う機会があり、使い勝手の良さを実感しました。社会的にもクラウドサービスへの認知や信頼度が高まってきていたこともあり、当社でも導入のタイミングを見計らっていた折、3年ほど前にタレントグッズの通販の物流業務を受託することになりました。その際、お客様のニーズに最適なクラウド型のWMSとしてロジザードZEROを選定しました。今は、グッズやコスメ、サプリ、家電、アパレル・雑貨と、様々な業種のメーカー様やEC事業者様で導入、運用しています。


BtoC需要の増大で、顧客ニーズに対応できるクラウド型WMSに注目

― それまでの現場運用では、どのような課題があったのでしょうか?クラウド型WMSに着目するきっかけは?

真庭様
当社はもともとBtoBがメインでしたが、BtoBのお客様から派生してBtoC領域のニーズが増えてきました。現場では、グループが所有する従来のWMSを使ったりMicrosoft Accessをベースに独自の在庫管理システムを組んだりしていましたが、BtoC対応になると運用スタイルが異なります。通販やECの需要が増えるにつれ、クラウド型のWMSで信頼できるところとパートナーを組みたいと考えるようになりました。ECの荷主様は、月間数千件~数万件以上の出荷数の企業が多く、システムなしには運用できません。EC対応が可能なWMSの利用は必須であり、荷主様が望んでいた「情報共有しやすいクラウド型」の導入を検討することになったのです。


大切なのは信頼関係。WMSに求める基本条件に加えて、提案力やレスポンスも評価

― ロジザードZERO導入の決め手は?

古川様
WMS選定には、大きく3つの条件がありました。
1点目は、運用条件として荷主様へのリアルタイムな情報提供ができること。
2点目は、約1カ月の納期での導入が可能で、かつコストが予算内に収まること。
3点目は、保守対応がしっかりできること。
以上3点を検討した結果に加え、周辺システムの連携実績が豊富で、営業やSEの素早いレスポンスや提案力も評価できたことから、ロジザードZEROの導入を決めました。

真庭様
クラウド型WMSは数多くありますが、一番大切なのは人間関係です。信頼関係が築けるか、安心して任せられるかが、実は最大の決め手でした。導入実績も豊富で、クラウドといっても生身の人間が顔を合わせてシステムを構築する、その安心感においてロジザードは群を抜いていました。


WMSのID付与で管理画面を共有できるメリット

― 10社以上の荷主様に導入していただいています。お客様のどのようなニーズにマッチするとお考えですか?

池田様
10社の内訳は多彩で、グッズやコスメ、サプリ、家電、アパレル・雑貨の通販やECのお客様です。こうしたBtoCの荷主様は、在庫照会や作業の進捗状況をリアルタイムで知りたいという情報共有のニーズが大きく、自社運営のシステムで実現しようとすれば、大変な手間とコストがかかります。クラウド型のロジザードZEROでは、アカウントの発行で在庫やステイタスをお客様と共有することができるので、ニーズにマッチしています。

― 荷主様のロジザードZEROに対する評価はいかがでしょうか?

真庭様
システムにはあまりお金をかけたくない、でも在庫状況など出荷に関するデータは共有してほしい、という荷主様に、ロジザードZEROは最適です。自前でシステム化しようとすれば、どうしても莫大な費用がかかりますが、ロジザードZEROはIDを付与して管理画面を渡せます。ステイタスをお客様自身が見たいタイミングでリアルタイムに確認できることは、双方にとって大きなメリットです。お客様からは、管理画面で在庫確認や作業の進捗確認、データのエクスポートによってデータ分析までできるということで、大変喜ばれています。

古川様
リアルタイムの在庫共有は、販売機会ロスの削減や業務効率化につながります。自社で店舗を持つお客様は、ECのみならずOMOも進めたいと考えていらっしゃることから、今後、店舗への「ロジザードZERO-STORE」の導入もお勧めしているところです。


周辺システムとの連携が容易なWMS、できるところから自動化を推進

― 出荷数が月間数千~数万件以上件を超えるお客様ですと、周辺システムとの連携による自動化も必要になりそうですね。

古川様
ロジザードZEROは周辺システムやマテハンとの連携のノウハウが豊富なので、その点でもいろいろと相談にのってもらっています。例えば、通販のお客様では、オンデマンドプリントでお手紙印刷を連動したい、自動製函&封函機を連動した自動化や、デジタル表示器連動を進めたいというご希望があります。ピッキングリストのペーパーレス運用も、実装を進めています。省力化や業務効率化は生産性に直結しますので、できるところから手を入れたい。その点でも、連携の選択肢が多く可用性が高いロジザードZEROを利用するメリットは大きいと思っています。

― 現場の声はいかがでしょうか?

真庭様
ロジザードZEROを入れて3年ほどになりますが、使っている10社というのはロジコム全体で見ればまだまだ少数です。そのため、現状は8割方が従来型の仕組みで運用していて、ロジザードZEROはまず使い方を現場が覚えて慣れてもらうフェーズにあります。私自身が、15年ほどロジザードZEROを使っていた経験があり、慣れれば何よりも簡単で安心して使えることを理解しています。直観的に使えますし、現場で使い方に困っても、サポートに連絡して解決しています。今後ECのお客様が増え利用頻度が増えていくことで、現場からの評価も高まっていくと思います。


現場の問い合わせに直接対応、解決に導くサポートに安心感

― サポートの話が出ましたが、使い勝手やアフターフォロー、サポート体制についてはご満足いただけていますか?

池田様
ロジザードは、いつでも対応してもらえるサポート体制があるので、とても安心です。チャットなどではなく、人がきちんと対応してくださり、必ず解決に導いてくれるので、心強いですね。

真庭様
従来、運用で何かトラブルがあれば、通常は私も現場に張り付いて対応策を検討しなければなりませんが、ロジザードに関しては、SEさんやサポートスタッフがすぐにリモートで状況を確認して、問題を解決してくれます。私は報告を受けるのみで、時間を搾取されることはありません。現場から直接問い合わせて直接解決してくれる、期待通りの安心なサポート体制です。


国内700以上の拠点を持つ、アセット型物流オールラウンダー

― SBSロジコム様は、全国規模で事業を展開されています。改めて御社ならではの特徴、他社との違いや強みについて、教えてください。

古川様
当社は、専門領域を持つ物流企業をM&Aでグループ化し、連帯しながら自律成長していくことを経営戦略としています。そのため、食品物流から家電、精密機器、文具、メディア、アパレル・雑貨など、各分野に専門性を持つ総合物流企業として、あらゆる業界向けに専門性の高い提案ができることを強みとしています。物流のオールラウンダーとして、物流改善の相談なら大規模から小規模まで、BtoBからBtoC、あるいはBtoBおよびBtoCの複合物流など、企業規模やスタイルに関わらず物流最適化に向けたご提案が可能です。

真庭様
加えて、幅広い物流サービス機能があり、製造⇒卸⇒小売⇒リサイクルまで、サプライチェーンすべての工程に対応できる点も、当社の強みです。国内にはグループ全体で700を超える拠点があり、海外80カ国に物流ネットワークを持ちますから、お客様が希望されるエリアはほとんどカバーできる体制と自負しています。

池田様
倉庫や車両の多くを自社保有、自社運営するアセット型物流企業のため、一般的な3PL事業者に比べて、コスト的にも競争力があります。そのため、コストを削減して品質を改善する、物流全体のサービス適正化をお客様にご提案できます。

古川様
SBSグループはもともとトラック1台からスタートしたベンチャー企業ですから、会社を成長させていく苦労は、痛いほどわかっているので、可能な限りコスト削減を追及し、メリットを荷主様に還元したい。その思いがビジネスの根底にあります。そして、やっていない物流はないと断言できるほど経験値が豊富で、提案の背景には様々なノウハウがあります。単に倉庫業務の改善のみならず、荷主様の業務課題の見直しから最適化を図る提案ができることも、当社の強みです。

― SBSロジコム様のWebサイトは、事例や倉庫検索など、コンテンツも充実していますね。

池田様
物流事例は、大切なコンテンツです。どのような業種のお客様にも便利にご利用いただいているという参考例を、一つでも多くご紹介したい。あらゆる業種に対応していること、取扱商材がバラエティに富んでいること、私たちの経験値をできるだけ見てもらいたいと思って、更新しています。ご検討中のお客様に近い事例がきっと見つかると思いますので、ぜひサイトをご覧ください。また、全国にある拠点から、お客様ニーズにマッチする空き倉庫を探せる倉庫検索も、よく利用されています。


物流改善を通じて、一緒に世の中を良くしていこう!

― 最後に、今後の展望とロジザードへの期待など、ひとことお願いいたします。

古川様
SBSグループは、10年前は売上が1500億円程度でしたが、2024年には4400億円へと大きく成長してきました。今もグループ全体で大きな目標を掲げて日々邁進する中、SBSロジコムはグループの中核企業として、力強いエンジンであり続けたい。物流改善を通じて荷主様、ひいては世の中を良くすることをミッションに、企業の業務改善に寄与するサービスを通じて、目標を達成したいと思っています。

ロジザードも「ロジザードZERO」を通じて物流の効率化を図り、世の中を良くしていこうと考えている会社だと認識し、高く評価しています。ロジザードには、これからもクラウド型WMSのスタンダード、リーダーとしての成長を期待しています。ぜひ、一緒に世の中を良くしていきましょう。

取材日:2025年3月4日


SBSロジコム株式会社 会社概要

SBSロジコムは、1940年(昭和15年)鉄道系の運送会社として創業して以来、70有余年にわたって、貨物輸送、倉庫、物流センター、鉄道輸送、国際輸送、港湾運送、梱包、法人移転、館内物流などの業務のほか、お客様の物流機能を一括して担う3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)をご提供するなど、物流のオールラウンダーとして様々な業種業態のお客様のニーズにお応えしています。

社名 SBSロジコム株式会社
代表 代表取締役 鎌田 正彦
本社所在地 〒160-6125 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25階
設立 1940年1月
事業内容 物流センター運営、倉庫保管、庫内作業、一般貨物輸送、重量品輸送、特殊輸送、館内物流、移転・引越、輸出入業務 他
HP https://www.sbs-logicom.co.jp/