メーカー様・通販事業者様 ロジザードZERO

自社物流にWMS導入。
出荷品質の向上でお客様との信頼関係も強固に。

株式会社 村田園
情報システム課 課長 岩根 直樹 様
情報システム課 係長 櫻井 博一 様

3PLから自社物流に変更でWMSが必須に

―WMS導入のきっかけ、ロジザードとの出会いについて教えてください。

ロジザードのことは10年以上前から知っていましたが、問い合わせたのは、コロナによる初めての緊急事態宣言が出た2020年の5月頃のことです。当社は「万能茶」という健康茶をメインに、心と体が喜ぶお茶や健康食品の販売を行っています。通販では出荷を3PLに委託していましたが、特に運賃等物流コストが上昇したことと、在庫を適切にコントロールできていないことを理由に再検討した結果、自社物流に戻すことにしました。
在庫管理は通販管理システムの一部の機能で行っていたものの、出荷システムが必要となり、WMSの導入を検討し始めました。まず、日本郵便が配送会社に決まりそうだったので、連携実績があるWMS数社を絞り込みました。そこから比較検討した結果、導入実績の豊富さと、現場見学の機会をいただいたことで自社での出荷を具体的にイメージできたことから、ロジザードZEROを導入することに決めました。

作業の効率化だけでなく、誤出荷などのミスも激減

―WMS導入前後の業務上の変化などはありましたか?

ロジザードZEROを導入して最初に感じたのは、「正確な在庫が見られるようになって便利!」ということです。当社では、出荷管理ができるシステムとしてWMSの導入を決めたのですが、ロジザードZEROの機能や運用アドバイスを通じて、誤出荷の防止対策や作業の効率化を進めることができました。送り状も、以前出荷を自社で行っていた際は事前に発行して発送時に出荷データとの付け合わせをしていましたが、ロジザードの提案で「後(あと)発行」を採用、出荷検品の都度送り状を発行できるようになり、付け合わせの手間が省け、ミスもなくなりました。

導入して実感した、ロジザードZEROの3つのメリット

―ロジザードZEROのメリットはどのようなところで感じていただけていますか。

第一に、通販の出荷で必要な機能が一通り揃っており、ほとんど追加開発なしで運用に入れた点です。ちょうど補助金が利用できたため、初期費用がそれほどかからず、リーズナブルに使えるので助かっています。
第二に、クラウドサービスのため専用のサーバー等が不要だったため、導入しやすかったこと。リーズナブルな価格設定で、使用料を払えば使いたい機能が自由に使え、現在では一部機能は自分たちで調整できるほど設定も難しいことはありません。とても利用しやすいと感じています。
第三に、サポート体制がしっかりしていること。これはとても重要だと思います。送り状に表示したい項目が増えた際、レイアウトの編集についてサポートセンターに問い合わせたところ、わかりやすく説明してもらえました。困ったときや、こちらがやりたいことを実現するにはどうしたらいいか尋ねたいとき、最適解を提示していただけます。信頼できる相談窓口があるので、安心して利用できます。

機能の性格を把握し、自社流に使いこなす

―苦労された点、導入して便利だと思われた機能について教えてください。

導入までの準備期間が短く、大阪と九州を行き来して打ち合わせを重ねていました。導入時には、ロジザードのスタッフが数日間熊本に泊まりがけでサポートに入っていただき、大きなトラブルもなく運用をスタートすることができてホッとした覚えがあります。

WMS用にデータの加工が一部発生し、CSVで出力してデータ変換して対応するので、当初現場は大変だったかもしれませんが、今は慣れたので苦労していることはそれほどありません。使っているのは基本的な機能で、シンプルな運用ですし、現場から「難しい」という話は聞こえてきません。
特に便利なのは、送り状の後発行機能です。送り状の種類や到着日時を、後から変更できるので重宝しています。また、商品の出し直しなどに関わる諸々のデータの調整など、引当の調整ができる点もいいですね。当社では、他の会社ではあまりポピュラーではない使い方をしているかもしれません(笑)。普通なら、「こんな使い方はできますか?」とロジザードさんに相談するようなところも、機能の性格がわかればどんどん独自の使い方を発見して、当社流に使いこなしていると思います。 

API連携の強化に期待

―逆に、あったらいいなと思われる機能などはありますか?

API連携の機能がさらに強化されたら嬉しいです。在庫や出荷ステータスを、通販側の受注管理システムと密に連携できる仕組みを作りたいと考えています。欲をいえば、上位システムである「eltexDC(エルテックス・ディーシー)」との標準連携ができるといいですね。もちろん、パッケージだからこその良さは理解しており、そのメリットも享受しています。今は「これができればこうなる」という仕組みを一つひとつ探りながら、試行錯誤しているところです。

自社物流でお客様との信頼関係構築に寄与するWMS

―最後にひとことお願いいたします。

それぞれの会社で、出荷スタイルに特長があると思います。その特長を生かせる機能があるかどうかにフォーカスして、いろいろなWMSを検討されるとよいのではないでしょうか。
当社の場合は、ロジザードZEROの送り状の後発行機能がマッチしました。操作は簡単で、現場もすぐ慣れました。一つひとつ確実に進めていけば、間違いのないオペレーションで運用できるようになり、効率化とミスの防止が図れます。出荷品質の向上をさらに目指し、お客様からの信頼を高めていきたいと思っています。


株式会社 村田園様 会社概要

村田園は、体に嬉しい100%の天然素材を選りすぐりブレンドした健康茶「万能茶」を中心に、健康・安全にこだわった食品をお届けしています。創業より「自然を正しく理解し、上手に取り入れることこそ健康を保つ最良の方法である」という信念のもと、天然素材の薬草にこだわり、安心してお召し上がりいただける、美味しく健やかな食をお届けすることを使命と考えています。

村田園『万能茶』カタログダウンロード(2022年2月)

商号 株式会社 村田園
本社所在地 〒869-1218 熊本県菊池郡大津町吹田1139
代表 村田 正英
創業 1982年3月
事業内容 お茶・健康茶・健康食品・健康飲料等の販売
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