メーカー・卸業 ロジザードZERO-STORE 通販事業

在庫管理業務を効率化、ロジザードZERO-STOREで質の高い接客とOMOを実現

KICKS LAB.
マネージャー 柿沼 裕太 様

関東・甲信越

インタビュー動画


2008年10月、『今までの日本にはなかったスニーカーショップ』を目指し、国内スニーカーシーンのメッカである原宿の地にオープンした"KICKS LAB."。今回は、ロジザードZERO-STORE導入にも携わり、店舗運営を管轄されているマネージャーの柿沼様にお話しをお聞きしました。

取扱商品の拡大・売上増に伴い、ハンディターミナルでの在庫管理が限界に

― KICKS LAB.様の業務内容と特徴をご紹介ください。

KICKS LAB.の始まりは『スニーカー好きが集まる場所を提供したい』という思いを原点に開催したスニーカートレードショーでした。国内では前例のないイベントとなり、多くのコアスニーカーファンたちの注目を集め、そこから発展する形で2008年10月に原宿に実店舗がオープン。現在は2つの実店舗とECで、希少なコラボレーションアイテムや日本未発売モデルなど、レアプロダクトを揃えて多くのスニーカーファンのみなさまにご利用いただいています。

― ロジザードZERO-STORE導入のきっかけは何だったのでしょうか。

もともとは、EC・店舗ともに、ロジザードのWMS「ロジザードZERO」で在庫の管理を行っており、ハンディターミナルを各店舗1台ずつ使って運用していました。しかし、商品の取扱数が増え売上も伸びていく中で、ハンディターミナルの台数が足りず、作業が追い付かなくなってしまいました。そこで、ロジザードの営業担当さんにご相談したところ、スマホで在庫管理ができるロジザードZERO-STOREを紹介いただき、これなら課題を解決できるかもしれないと思い、導入する運びとなりました。

店舗の成長に伴い、追い付かなくなった在庫管理業務や接客でのタイムロス

― 導入前にはどのような課題がありましたか?

課題は大きく2つありました。
1つ目は先ほど話したとおり、店舗での在庫管理においてハンディターミナルの台数が足りず、作業が追い付かなくなっていたことです。
1店舗に1台のハンディターミナルで運用していたため、来客が落ち着いたタイミングでバックヤードでの作業を進めようと思っても作業は一人しかできません。ハンディターミナルを増やすという選択肢はもちろんありましたが、台数を増やすのもハードルが高く、バックヤード業務の効率化に課題を持っていました。
もうひとつは、リアルタイムの在庫数がすぐに確認できないため、接客中の在庫確認に時間がかかってしまっていたことです。
当時、まず朝一でオープン時点での店舗在庫一覧をロジザードZEROから出力し、そのエクセルファイルを見て在庫を確認していました。
接客中に「〇〇サイズはありますか?」と聞かれた場合、まずはパソコンに入っているエクセルを見に行く。エクセル上で在庫があった場合、バックヤードまで商品を探しに行き、そこに在庫があればお客様にお出しできるわけですが、このエクセル上のデータはオープン時の情報なので、日中に販売された商品のデータは反映されません。
エクセルの情報を見てバックヤードに探しに行っても、実際にはすでに完売していて在庫がない...ということが起きていました。お客様をお待たせしたうえがっかりさせてしまうケースもあったと思います。

バックヤード業務のみならず、店頭での接客オペレーションにも影響があったことで、現状の運用を早急に改善しなければいけないと感じていました。

在庫管理業務の効率化・顧客満足の両立を目指し「ロジザードZERO-STORE」導入へ

― ロジザードZERO-STORE導入の決め手を教えてください。

導入前にあった、「ハンディターミナルの台数が足りず作業が追い付かない」「リアルタイムで店舗在庫の確認ができない」といった課題を、ロジザードZERO-STOREなら解決できると思ったからです。
スマホでの管理なら、ハンディターミナルよりも端末の導入ハードルが低く、また普段から使い慣れているiPhoneでの操作なので抵抗なく使い始められると思いました。
また、接客中の在庫確認も、都度お客様のもとを離れる必要がなく、スピーディなご案内が可能になると思いました。

在庫確認の時間を大幅に短縮、お客様をお待たせしない接客を実現

― どのようなメリット、導入効果を感じられましたか?

在庫確認が簡単になったことで、時間の削減だけでなく接客の質を上げることができました。
これまで、接客中に在庫確認を行う際には、スタッフは一度お客様のもとを離れ、パソコンに在庫を見に行く、バックヤードに確認しに行く必要があったのですが、スマホでの操作によってその場ですぐに正確な在庫を見られるようになったので、在庫確認にかかる時間が大幅に短縮されました。
また、もし在庫がない場合でも、その場で「このサイズなら在庫があります」「類似の商品でこんなものがあります」といった代替案をご提案できるようになりました。時間だけでなく、接客の質が上がりより満足いただいてお店を後にしていただけるようになったと感じています。

OMOの課題もShopifyPOSとロジザードZERO-STORE連携で解決

― POSとの連携はスムーズでしたか?

2023年に店舗のPOSをShopifyPOSに切り替えたのですが、ロジザードZERO-STOREはShopifyPOSにも対応しており、スムーズに連携ができたこともメリットです。
以前は店舗とオンラインのポイント制度がそれぞれ独立しており、お客様からも「共通で使えたらいいのに」とお声をいただくことがありました。会社としても、ポイントの共通化によってOMOを強化したい、店舗・EC相互でご利用いただきたい思いもあったので、店舗はShopifyPOS、ECのカートシステムはShopifyに切り替え、ポイントも共通でご利用いただけるようになりました。ロジザードZERO-STOREは他システムとの連携がスムーズにできるのでとてもありがたいです。
また、ShopifyPOSに切り替える際、ロジザードのサポートの方に問合せをする機会があったのですが、状況を伝えただけですぐに意図を汲み取ってくださり、どの方が対応しても解決してくださるのがとても頼もしかったです。

スニーカーのサイズ・カラーの在庫状況も、スマホアプリですぐ確認

― もっともよく使っているロジザードZERO-STOREの機能について教えてください。

在庫照会機能は毎日使っています。接客の際、サイズやカラーなどを調べるため1日に数十件と使っているので、なくてはならない機能です。 また、入荷作業、倉庫への返品作業など、日々発生する業務においてもロジザードZERO-STOREを使っています。

― ロジザードZERO-STOREの機能で、改善してほしいことがあればぜひ教えてください。

バーコードの読み取り精度がさらに上がると嬉しいです。スマホのカメラだと、店頭では問題ないものの、倉庫など少し暗い場所では読み取りづらいことがあります。ハンディターミナルは読み取りが早いことと、読み取り後のデータの反映も早いので、スマホでも同じくらいスピードや精度が向上することを期待しています。

― ロジザードへの期待など、ひとことお願いいたします。

ロジザードZEROから始まり、ロジザードZERO-STOREの導入や、ShopifyPOSの連携時においても、サポートの力をお借りしてスムーズに導入ができました。これからもよろしくお願いします。

取材日:2024年12月18日


KICKS LAB. 会社概要

2007年9月。『スニーカー好きが集まる場所を提供したい』という思いを原点に、日本初となるスニーカートレードショー、"KICKS LAB."を開催。国内では前例を見ないその催しは、多くのコアスニーカーファンたちの注目を集めることとなる。それから1年後の2008年10月、国内スニーカーシーンのメッカである原宿の地に、『今までの日本にはなかったスニーカーショップ』を目指し、同名のショップ、"KICKS LAB."がグランドオープン。国内外の枠に縛られず、独自目線でセレクトされた独創的なラインナップで、瞬く間に世界中のスニーカーフリークたちの話題をさらった。中でも特に、欧米各国のスニーカーシーンとの強固なパイプが実現する、日本未発売モデルや海外エクスクルーシブモデルなどの取り扱いは、国内でも随一。他ではなかなかお目にかかれないレアプロダクトに巡り合える駆け込み寺として、多くのファンたちから厚い信頼を寄せられている。
また、自社発信のコラボレーション企画も数多く発表。名実ともに国内最有力店舗と呼ぶに相応しい、輝かしい形跡を残している。
もちろん、その原風景であるスニーカートレードショーも、不定期で継続中。単なるスニーカーショップという枠を超越し、多様なベクトルからスニーカーカルチャーを牽引し続けている。

店舗名 KICKS LAB. | キックスラボ
販売責任者名 柿沼 裕太
所在地 〒150-0001 東京都 渋谷区神宮前4-28-18 ピノ原宿
HP https://www.kickslab.com/