倉庫業 ロジザードZERO

広島まで営業担当がすぐに来てくれた安心感!ロジザードと二人三脚で大都市圏に負けない物流企業へ

株式会社ブレーン
係長 薬師寺智也様

中国・四国

商材を熟知したベテランスタッフへの依存の限界

― 倉庫管理システムを導入しようと考えたきっかけについて教えてください。

当社のグループ会社には雑貨や美容商材の製造卸会社が複数社あり、その物流部門を取りまとめる役割を担っています。元々は地場にある物流会社に倉庫内のオペレーションを委託していたのですが、在庫の精度が悪く、誤出荷が多発するという問題がありました。その倉庫内では、商品知識を持ったベテランスタッフを中心に一生懸命対応してくださっていたのですが、システムによるロケーション管理もバーコード管理もありません。どの棚に何が置いてあるかも分からないですし、ピッキングも商品名で探す必要があったので、精度も効率も悪く、勘と経験による作業は、既に限界を迎えていました。

そんな中、グループ各社の更なる連携強化のために事務所と倉庫を1拠点に集約することになり、それを機会に倉庫内の作業も含めてすべて自社で運用することにしました。しかし、以前の物流会社のスタッフの支援を受けていたこともあり、ベテランスタッフに依存したアナログ運用や、在庫精度や誤出荷率は移転前のままでした。さらに、新しく加わったスタッフからすると、いきなりそんな難易度の高い業務をこなすなんて無理ですよね。「この出荷業務は永遠と終わらないんじゃないか・・・」と思えるほど、つらい物流作業を行っていたため、状況を打破できるシステムを導入しようと決心しました。

営業担当がすぐに現場に来てくれた

― 倉庫管理システム(WMS)の検討の経緯と最終的にロジザードに決めた理由を教えてください。

自分たちの現状を改善するためには、WMSが必要であることは理解していました。インターネットでシステムを探し、まずは3社をピックアップして、問い合わせをして具体的に話を聞いてみることにしました。

3社のうち2社については、オンラインミーティングでシステムの説明とデモンストレーションを見せてくれました。親切に対応してくれてはいたのですが、正直、そのシステムで自分たちの抱えている課題が本当に解決できるのか自信を持てませんでした。我々のビジネスや現状を知らない状態で、彼らはどこまで現状に合った提案をしてもらえるのかと。

唯一、ロジザードだけは、すぐに営業担当の方から電話連絡を頂き、その翌週には我々の倉庫を訪問してくれました。フットワークが軽いなぁと思いましたね。実際に倉庫を見ながら問題点を共有し、それに合わせた機能紹介をしてくれたので、すごく現場で利用するイメージが湧きました。もちろんオンラインミーティングの良いところもありますが、やはり対面での打合せの方が、すごく理解が深まりますね。

機能面やサポート体制など「ロジザードZERO」が優れている点が多く、初期段階からロジザードZEROの採用を前提に検討を進めていましたが、最後の決め手は営業担当の方が提案してくれた倉庫見学でした。広島から大阪まで足を運び、営業担当の方の案内でロジザードZEROが稼働している物流会社を見学させてもらいました。その物流会社は、ロジザードZEROに加えて、他社のWMSも導入していらっしゃるところで、そこの社長様にはロジザードZEROの良いところも悪いところも、他社との比較も含めて説明していただきました。そこで、はっきりと自社倉庫でロジザードZEROを使うイメージを持てたのが大きかったですね。

システム導入では従業員の意識改革を根気よく

― ロジザードZEROを実際に導入する際に、苦労したことはありましたか?

我々はWMSの導入が初めてだったので、分からないことだらけで混乱したこともありましたが、担当してくださったロジザードのSEさんが何度も足を運んでくださり支援してくれました。我々の疑問や問題に一緒に向き合い悩みながら、一つ一つの我々を解決にまで我々を導いてくれたことは本当に感謝しています。ロジザードとしては、既に1,700以上 の現場で導入しているので、あらゆる事態に対処するノウハウがあるんでしょうね。

ただ、現場のスタッフとしては、最初はシステムの導入に好意的という訳ではありませんでした。特に、今まで現場を支えてくれていたベテランスタッフを中心に、「今までのやり方を変えたくない」という声も聞こえました。その点については、目に見えて改善している「在庫精度」「誤出荷率」「作業時間」という数値的な改善効果を示しながら、根気よく従業員の意識改革を進めました。最終的には、誤出荷や在庫差異などの問題が起きた時にその原因まで分かり、自分たちで常に業務の改善が進められる点などを理解してくれて、納得感を持ってシステム導入を受け入れてくれています。もちろん、実際に自分たちの作業が楽になっていることも大きかったのでしょうね。

365日のサポート体制で現場スタッフも安心

― 実際に稼働をしたあと、お困りのことはありませんか?

確かに現場で困ったことがあった時に毎回現場に来てもらえるわけではありません。しかし、クラウドサービスではチャットやメールでの問い合わせに限定している会社が多い中、いつでも気軽に電話で問い合わせできるので不満はありません。サポート窓口の方は、あらゆる問題に対して分かりやすく解決方法を教えてくれます。ユーザ数が多く、すでにあらゆる場面での対応方法が確立されているのですかね。サポートの窓口の方が答えられない質問や、具体的な運用相談に関しては、当社をよく知る担当SEの方から折り返しが頂け、問題が解決するまでお付き合いしていただける姿勢に助かっています。

当社では今年から土曜・日曜の出荷にも対応していく予定です。西日本ではまだまだ対応している会社も少ないので、物流会社としての競争力が高められると考えています。ただ、土曜・日曜の作業中にシステム作業をミスしたり、データ連携に失敗したりして出荷が滞り、お客様に迷惑をかける事態は避けなければいけません。そんな時にも、365日の電話サポートが受けられるロジザードZEROは安心ですね。

自動梱包機の導入で更なる効率化を実現

― 今後、物流会社としてどのような成長を目指していきますか?

ロジザードZEROを導入することで、我々は物流会社としてスタートラインに立ちました。実際、お恥ずかしい話、システム導入前では月30件程度は誤出荷があったのですが、ロジザードZEROを入れたことで月に5件以下にまで減りました。物流用語でいうと100PPM(誤出荷率指標/parts per million)程度です。そして、現場作業の更なる改善のため、ロジザードにも相談して自動梱包機を導入しました。実は、ロジザードZEROを導入して倉庫内オペレーション改善の土台ができたら、次は梱包業務の改善だと決めていました。業務を見ていて、梱包業務が作業のボトルネックになっていることは分かっていました。実際、自動梱包機は現場作業の効率化はもちろん、封入作業時のミスを大幅に削減することができ、自動梱包機を使って出荷している梱包に関しては、ほぼ誤出荷がゼロの状態です。
しかし、お客様の商品を預かる物流会社として、このレベルで満足するつもりはありません。物流品質の向上はもちろん、当社で働いてくれるスタッフに働きやすい環境を整えるために、高速プリンタやGAS(Gate Assort System)、ロボットソーターなどの導入を検討しています。広島を拠点とする物流会社として、大都市圏の物流会社に負けない、高い品質の物流を提供できるように改善も投資も続けていくつもりです。


株式会社ブレーン様 会社概要

株式会社ブレーンはブレーングループの事業会社物流部門として発送業務に携わってまいりました。
グループ内の発送品質の向上、自動化による生産性向上で他社様の荷物をお預かりできる品質まで達し、現在ではグループ内外問わず、3PL事業を行っております。
EC通販モール15年以上の運用実績を踏まえ、大手運送会社様やシステム会社様と連携し、ワンストップで物流全般のアドバイスや実際の保管管理・発送支援など様々な形で、課題解決に向けたご提案をいたします。
荷主様のお困りごとに一緒になって問題を解決したいと考えておりますので発送業務にお困り事があればお気軽にご相談ください。

公式サイト : https://brain1.jp/

社名 株式会社ブレーン
代表 代表取締役 福島健一
本社所在地 〒733-0035 広島県広島市西区南観音3丁目12-10
設立 平成17年5月
事業内容 在庫保管・代行発送・受注処理業務
HP https://brain1.jp/