メーカー様・通販事業者様 ロジザードZERO

Amazonベンダーセントラル向け出荷支援機能で業務効率を大幅改善

株式会社アストロ
代表取締役社長 田仲 哲也様
Logistics Control Dept. 所長 森田 武之様
Logistics Control Dept. チーフ 長澤 和也様(写真左)
Sales Marketing Dept. 辺川 一樹 様(写真右)

株式会社アストロ様インタビュー動画



Amazonベンダーセントラル対応

― ロジザードを知ったきっかけ、導入の背景について教えてください。

株式会社アストロでは、不織布製の収納用品や生活雑貨を製造・販売をしており、楽天やAmazonなど複数のECサイトを運営しています。受注が順調に伸びる中で、Amazonベンダーセントラルの出荷業務の負担が大きく、稼働時間が伸びていくことに悩んでおりました。また、ピッキングにも課題があると感じており、効率良くピッキングができるように、システムでロケーション管理をする必要があると考えていました。そこで在庫管理について情報収集していたところ、Amazonベンダーセントラルとの連携やフリーロケーション管理ができる「ロジザードZERO」にたどり着いたのがきっかけです。

質の高い提案力とサポート体制

― 導入の際に印象に残っていることがありましたら教えてください。

WMSの導入にあたり気になっていた点が、基幹システムとの在庫連携や同JAN複数品番の管理でした。ロジザードさん以外にも数社問い合わせをしており、他社は「できます」と回答をもらっていましたが、ロジザードさんだけは営業の中濱さんから「できません。何故かと言うと~」と同JAN複数品番で管理するリスクの説明とアストロに合わせた運用についてご提案いただきました。その内容に納得したのでロジザードZEROの導入を進めていこうと思いました。

はじめは、さまざまな調整が必要でしたので、正直導入できるのか不安でした。ですが、テスト導入のタイミングでSEの田中さんが担当についてくださり、かなり柔軟に対応してくださいました。例えば、AmazonのSSCCラベル発行については、弊社とロジザードさんだけではなく、AmazonベンダーセントラルともEDI連携が必要でした。ここについては、弊社もAmazonの担当者も初めてで分からないなかで進める必要がありましたので、ロジザードさんにもご協力いただきながら対応していきました。結果、当初不安だった部分を払拭することができました。

またロジザードさんには、優秀なサポートチームがあります。弊社の状況が共有されているので、仮に中濱さんや田中さんに連絡がつかないときでも、サポートチームに連絡をすれば丁寧に回答をいただけます。困ったときにすぐ連絡がつき、相談できる環境がありましたので、安心して導入を進めることができました。おかげで無事稼働することができました。

事務作業や出荷業務を大幅削減。想像以上の導入効果に感動

― システム導入後、どのような変化や効果がありましたか?

ロジザードZEROを導入後、大きく3つの業務改善ができました。
1つめは、データ加工やデータ入力の事務作業時間の削減です。 ロジザードZERO導入前は、何をするにもデータ加工や手作業が発生しており、事務作業にかなりの時間がかかっていました。例えば、ピッキングリストの作成や基幹システムへのデータ入力、棚卸情報の入力等々...。ロジザードZEROは、さまざまなデータを指定してCSV出力することができるため、加工や入力の手間を大幅に削減することができました。

2つめは、ピッキング効率が改善です。
アストロでは保管ロケーションとピッキングロケーションを分けて管理しており、ピッキングロケーションの在庫が減ってきたら保管ロケーションから補充する必要があります。導入前は、正確な棚管理ができていなかったため、ピッキングを開始してからピッキングロケーションに在庫が無いことに気づき、フォークリフトに乗れる社員に連絡をして保管ロケーションからピッキングロケーションへ在庫を補充していました。ピッカーも社員もそれまでの作業を中断しなければいけないため、タイムロスになり出荷業務の遅延に繋がっていました。
ロジザードZERO導入後は、フリーロケーション管理ができるようになったことで、引き当たる予定の商品がピッキングロケーションで不足しているかをひと目で確認できるようになりました。社員は事前に在庫補充することができますし、ピッカーは別の伝票から対応することができるため、タイムロスをなくすことができ、出荷作業にも早く着手できるようになりました。

3つめは、Amazonベンダーセントラル向けの出荷業務を大幅削減です。Amazonベンダーセントラルへの事前出荷通知は、非常に手間がかかる作業です。

灰色:手作業を表しています

業務としては、商品梱包後、送り状を発行しAmazonベンダーセントラルへの事前出荷通知を経て、SSCCラベルを貼るという流れになります。SSCCラベルや送り状を発行する人と、荷物に貼る人を分担していたため、SSCCラベルと送り状のテレコが生じ、貼り間違いが起きていました。
ロジザードZERO導入後は、出荷作業から一連の流れでSSCCラベル、送り状の発行から貼り付けまでできるため、ミスがなくなりました。送り状発行のためのCSV作成や事前出荷通知にかかっていた事務作業もなくすことができました。おかげで私の残業時間もゼロになりました(笑)。

オレンジ色:ロジザードZEROの対応を表しています

最初こそ不安でしたが、実際に稼働してみると想像以上に現場が改善され驚きました。連携部分は苦労しましたが、得たモノはかなり大きいと感じています。

クラウドサービスのメリットを享受

― 今まで使用していたシステムと比べた際の、ロジザードZEROのメリットやよく使う機能はありますか?

クラウドサービスによるメリットを感じています。
以前在庫管理に活用していたオンプレミスのシステムでは、ハンディターミナルは無線型だったものの検品の履歴を保持するタイプでした。基幹システムへデータ反映させるのに、PCを介す必要があったため、複数人での検品作業時には、PC前に取り込み待ちの行列ができていました。
ロジザードZEROの無線ハンディターミナルは、検品データがすぐに管理画面に反映されます。おかげでデータ取り込み待ちの行列ができることはなくなりました。

また弊社では、複数人検品機能を応用して活用しています。
この機能は、本来1ピッキングリストの検品を複数人で実施することができる機能なのですが、弊社では1人で検品する際にも利用しています。しばしば出荷予定の商品が入荷してくるまで検品待ちのステータスになることがあります。既にある在庫は検品してしまい、欠品していた在庫が入荷してきたら検品を完了させ出荷するという流れです。通常の出荷検品では検品履歴を保持しておくことができなかったため、非常に困りました。急いで中濱さんに相談したところ、ご提案頂いたのが複数人検品機能でした。この機能を利用したところ、1伝票内の検品作業を中断しても、履歴を残しておくことができるので、こちらが希望している運用が実現できました。
このようにクラウドサービスで標準機能が豊富で、運用によっては応用が利くところが良いですね。

複数人検品機能:1ピッキングリストの検品を複数人で実施することができる機能です。
明細数の多い伝票の検品を行う際におススメな機能です。

ハード・ソフト両方のバージョンアップに期待

― 今後のロジザードに期待することはなんですか?

今後期待していることとしては、ハード面のバージョンアップですかね。具体的には、現在ハンディターミナルでできることがそのままスマホでできたら嬉しいです。将来的にはスマホ検品の需要も増えてくると思いますし、スマホであれば、ハンディターミナルに比べて柔軟な使い方ができるようになるだろうと考えているためです。
また、システム連携については、既に主要なものと連携できていると思いますが、今後もさまざまなシステムとの連携を進め「連携していないカートシステムや受注管理システム、基幹システムはない!」くらいになってくれることを期待します。欲を言えば、モール系システムとAPIによる自動連携ができたら嬉しいなと思っています。

Amazonベンダーセントラル利用者におススメのWMS

― 最後にひとことお願いいたします。

今まで全国40か所あるAmazon倉庫から毎週のように届く注文をさばくのに大変苦労しました。こちらもロジザードZERO導入によって作業効率が大きく改善されました。導入して本当に良かったと実感しています。Amazonベンダーセントラルを利用している会社さんには、本当におススメできるWMSです。 実は年内に現倉庫と同規模の倉庫が完成する予定です。現倉庫で得られたノウハウを基に新設倉庫でもロジザードZEROを展開して現場構築していきたいと思います。新設倉庫の床面積は現倉庫と同程度なものの、積載パレット数は1.5~2倍ほど増える計画です。保管容積が増える分ロジザードZEROがさらに活躍してくれるだろうと考えています。今後も通販の受注量の増加に対応できるよう、業務の効率化だけでなく標準化も進めていきたいと思います。


株式会社アストロ様 会社概要

株式会社アストロ様は、1970年に創業した不織布のパイオニアメーカーです。
高品質な不織布の開発から、商品の企画、開発、製造、販売まで全て自社で行なっています。

~株式会社アストロ様より~

商品の特長

不織布製の収納用品や多様な生活雑貨を提供。
不織布とは、繊維を糸にして織ったり編んだりせずに、そのままシート状にした「織らない布」のことです。通気性がよくホコリを通しにくい生地のため、衣類や寝具の収納に適しています。
不織布製の収納用品は100円ショップでも手に入りますが、弊社の商品と比べていただくとその差は一目瞭然です。アストロで提供している商品は、紡糸直結タイプの「スパンボンド方式」でつくられたポリプロピレン製の不織布を使用しているため、質感や耐久性で違いがでます。

こだわり

現在アストロで販売している商品数は1,000SKUにのぼり、このうち98%がオリジナル商品です。
お客様の生活に役立つ商品を提供できるよう、商品開発に力を入れています。コロナ前は、中国上海にある自社工場に毎月社員が出向き、現地で商品会議をしていました。現在はリモートになってしまいましたが、製造現場との密な連携を心がけています。また、物流を自社で行なうことで、余計なコストを削減することに成功し、お手頃な価格でお客様に提供することができています。
アストロの商品を是非お試しください。
ECサイトはこちらから:http://www.astro-co.jp/webshop.html

社名 株式会社アストロ
代表者 代表取締役社長 田仲哲也
所在地 本社
〒532-0003 大阪市淀川区宮原2-14-4 MF新大阪ビル 8F
丹南物流センター
〒669-2223 兵庫県丹波篠山市味間奥1344
事業内容 不織布製の収納用品を中心とした生活に役立つさまざまな生活雑貨の商品企画、開発、製造、販売
お問い合わせ https://www.astro-co.jp/contact.html